仙台が昨季大卒ルーキーでJ2を沸かせたMF氣田亮真を獲得! 1年で退団となった長崎へ「恩返しをいつか必ずしたい」

2021年01月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕の持っているすべての力を発揮したい」

仙台がプロ2年目のMF氣田を長崎から完全移籍で獲得した。写真:田中研治

 ベガルタ仙台は1月20日、V・ファーレン長崎からMF氣田亮真を完全移籍で獲得したことを発表した。

 氣田は昨シーズン、専修大から長崎に入団。序盤戦こそプロの水に馴れるまでやや時間を要したものの、試合を重ねるごとに自信を深め、サイドアタッカーとしてチームの主力に成長した。ルーキーながら、J2リーグで32試合に出場。持ち前の突破力を活かして4得点を挙げるなど活躍を見せた。

 仙台への移籍にあたって氣田は、クラブ公式サイトでコメントを発表。「ベガルタ仙台のために、僕の持っているすべての力を発揮したいと思います。ファン、サポーターのみなさまに多くの笑顔と感動をお届けします。期待してください」と意気込みを述べた。

 また1年での退団となった長崎を通じては、強化部からの引き留めがあったこと明かし、それでも移籍に踏み切った理由について長文で綴っている。
 
「この移籍をするにあたって、『昇格にはお前が絶対に必要だから残ってくれ』と言い続けてくださり、そして最後には僕の人生の挑戦を認めてくださった社長、強化部には本当に感謝しています。この移籍は僕のわがままかもしれません。ただ自分のサッカー人生を考えた時に今、J1で勝負したいと思いました。困難な道が待っていると思いますが、日本のサッカー界、そして世界のサッカー界に『氣田亮真』という存在を見せつけたい、という思いが強くあります。その挑戦をこれまで同様、応援していただけると嬉しいです。今年このチームに残ることよりも大きい恩返しをいつか必ずしたいと思っています。

 僕のサッカー人生を懸けて戦いに行きます。1年間ありがとうございました。長崎が大好きです。行ってきます(一部抜粋)」

 中盤でチームを支えた浜崎拓磨や椎橋慧也、昨季9ゴールを挙げた長澤駿ら、主力が次々と退団した仙台。キレキレのドリブルを武器に果敢に仕掛けるサイドアタッカーはその穴を埋める活躍ができるか、23歳のMFに注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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