「新シーズンに想いを馳せることもなく…」“川崎の顔”に採用の中村憲剛氏が現役引退3週目の心境を告白

2021年01月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

川崎市の「ブランドメッセージポスター」に採用

現役引退後3週目に突入した中村氏が、自身のSNSで現在の心境を明かした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 昨シーズン限りで現役を引退した中村憲剛氏が、1月20日に自身のインスタグラムを更新。川崎市のブランドメッセージポスターに採用されてことを報告するとともに、引退後の現在の心境を明かした。

 2021年の元日に行なわれた、ガンバ大阪との天皇杯決勝を最後に、川崎フロンターレ一筋で過ごした18年の現役生活に幕を下ろした中村氏。クラブをピッチ上で支えるとともに、ピッチ外でも常にチームの先頭に立って地域貢献活動を行なってきたレジェンドが、今回、川崎市の魅力を広く発信するために毎年制作されている「ブランドメッセージポスター」に採用された。

 中村氏は自身のインスタで、福田紀彦市長との2ショット写真を公開し、コメントを発表。「このお話が来た時は正直びっくりしました」としながらも、「自分が全力でやってきた18年間をこのような形で評価していただけたこと、本当に嬉しく思います。本当にありがとうございました」と感謝を示した。
 
 また引退後3週目に突入したことにも触れ、現役時代との気持ちの変化について、「寂しさと同時に期待感やワクワク感がある」と現在の心境を綴っている。

「例年のオフなら、シーズン中にはなかなかできないピッチ外のお仕事を楽しみながら、来たる新シーズンに向け自主トレを始めようかなと重い腰を上げる時期です(苦笑)。でも、当たり前ですが今はその重い腰を上げる必要がないですし、自分が新シーズンに向け躍動することを想像する期待感やワクワク感、想いを馳せることもなくなりました。それを寂しく思うと同時に、この2週間色々なお仕事をさせていただくことで新しい中村憲剛の人生がスタートしたんだという期待感やワクワク感が体中から湧き出てきています」

 さらに続けて、「どんな成長をしていくのか、これからの中村憲剛が楽しみでしかありません」と、気持ちを新たに前向きに歩むことを表明した中村氏に、ファンもより一層期待を込め、「更なるご活躍を願っています」「これからもずっとずっと応援しています」「いつまでも川崎の顔でいて下さい」などとコメントを寄せた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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