【琉球|新体制】赤嶺や清武ら即戦力を加えたJ2挑戦3年目!目指すは「勝点80」「70得点以上」

2021年01月20日 仲本兼進

「今まで以上に琉球らしい攻撃的なサッカーで」(倉林代表取締役)

新加入会見に臨んだ8選手。前列左から上原牧人、中川風希、清武功暉、赤嶺真吾。後列左から澤田将、山下令雄、村瀬悠介、清水慎太郎。写真:仲本兼進

 今季の始動を翌日に控えた1月19日。FC琉球は那覇市内で新体制発表会を開いた。

 挨拶に立った小川淳史取締役社長は「不易流行(ふえきりゅうこう)」という言葉を使い、「変わらないものを大切にしながら、新しいものをどんどん取り込んで変わっていくことが大切なことだと思っています」と話し、コロナ禍においても本質を失わず、ベストを尽くすことを今季のテーマに掲げた。

 そのうえで代表取締役の倉林啓士郎会長は「2021シーズンは今まで以上に琉球らしい攻撃的なサッカーで勝利を重ね、沖縄の活性化とJ1昇格を目指していきます」と決意表明。今季のスローガン「FORWARD-琉球進撃-」を発表した。
 
 J1昇格という大きな野望において3年目の指揮を執る樋口靖洋監督は「昨年は14勝8分20敗で勝点50だったが、昇格するためには勝点80が必要だと思っている。非常に高い山かもしれないが、チーム全員で強い団結力を持って登り切りたい」と意気込みを示した。

 新戦力にはJリーグ通算85ゴールを記録し、中学時代以来22年ぶりに地元沖縄に帰ってきたFW赤嶺真吾をはじめ、2018年シーズンにJ3リーグ日本人最多得点の16ゴールを挙げて琉球をJ2昇格に導いたMF中川風希が京都からの期限付き移籍で加入。そして昨季徳島のJ1昇格に貢献したMF清武功暉と、経験豊富な即戦力を獲得した。

 昨季は高い支配率を誇りながらも総得点は58だったことから、指揮官は「経験に裏打ちされた能力をチームに還元してもらうことで70から75点は欲しい」と、得点力向上への期待を寄せた。

取材・文●仲本兼進(フリーライター)
 

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