「私のせいかもしれない」中島翔哉はなぜポルトを去ったのか? コンセイソン監督が明かす「扱いが難しいとか…」

2021年01月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「チャンスは与えていたが…」

チームを去った中島について語ったコンセイソン監督(左)。 (C)Getty Images

 アラブ首長国連邦(UAE)のアル・アインへ期限付き移籍が発表された中島翔哉について、ポルトのセルジオ・コンセイソン監督が口を開いた。

 スポルティングとの一戦を翌日に控えた前日会見で、記者から中島について質問が及ぶと、慎重に言葉を選びながら、このように述べたという。現地紙『A BOLA』や現地メディア『MAIS FUTEBOL』など複数のメディアが報じている。

「彼は1~2か月、スカッドにいなかった。いくつものチャンスがあったが、適応できなかった。どんなプレーヤーでも、自分の可能性を発揮できない場合はある。それは彼らのせいかもしれないし、私のせいかもしれない。すぐさま適応できる、別次元のようなポテンシャルを持つ選手もいる。彼らをすべてを起用することはできないし、道筋は各々のキャラクターや性格にもよるだろう」

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 そして、日本代表MFについてはこう続けた。

「中島については(選手として)リスペクトしているし、チームでも非常に尊敬されていた。扱いが難しいとか、そういうことではない。少し複雑だったと言うべきかもしれない。ただ、ポルトというクラブに適応できなかった。基本的な部分でそうだった」

 この発言について、ポルトのファンの間では様々な反応があるようだ。

「ナカの振る舞いに問題があったことも事実だろう。仕方が無かった」
「彼に才能があるのは認める。ただ、合わなかったのも分かる」
「ポテンシャルは見せていたのでは?ただ、監督の求めているものとは違った」
「ただ単に、嫌いだっただけだろ」
「ナカもポルトも時間を浪費したな。幸運を祈るよ」

 いずれにしても、中島は1年半に及ぶポルトでの生活に終止符を打ち、中東に向かった。アル・アインへのレンタルは今シーズン終了までだが、現地報道では4000万ユーロ(約50億円)の買取オプションが付いているとされる。再び青白のユニホームを纏う可能性は高くないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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