最終盤にドラマ!遠藤航フル出場のシュツットガルトが劇的PK弾で、難敵ボルシアMGから貴重な勝点1を獲得!

2021年01月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

PKで始まり、PKで終わる

開幕から全試合でスタメン入りを続ける遠藤。(C)Getty Images

 現地時間1月16日にブンデスリーガ第16節が行なわれ、日本代表MF遠藤航が所属する10位のシュツットガルトは、ホームで7位のボルシアMGと対戦。開幕から全試合でスタメン入りを続けている遠藤は、この日も先発出場を果たした。

 立ち上がりのシュツットガルトは、チャンピオンズ・リーグで16強入りを果たし、前節はバイエルン・ミュンヘンを下した強敵に押し込まれ、守備に回る時間が多くなる。それでも守護神コーベルのビッグセーブもありゴールは許さない。

 すると時間の経過とともに徐々に敵陣へ押し込む場面も増えるようになり、中盤の底に入った遠藤はきっちりとボールを収めては長短のパスをちらし、リズムを創出。30分には左サイドからソサが上げたクロスにゴンサレスがヘディングで合わせるが、枠をとらえることができない。

 迎えた35分だった。ソサがペナルティエリア内で痛恨のファウルを犯しPKを献上。これをドイツ代表のシュティンドルに決められ、前半を1点ビハインドで終える。
 
 後半に入り勢いを見せたのは、シュツットガルト。がっちり主導権を握り、分厚い攻撃を展開していく。そして58分、左サイド敵陣中央からソサが送り込んだアーリー気味のクロスに、ゴンサレスが身体を投げ出しながら頭で上手く合わせ、ついに同点に追いつく。

 しかしそれからわずか3分後、一本のスルーパスを通されるとザカリアにゴールを奪われ、再び勝ち越しを許してしまう。

 その後の猛攻も、なかなか実らなかったが、ドラマは最後の最後に待っていた。後半アディショナルタイム6分にVAR介入の末、シュツットガルトはPKをゲット。キッカーを務めたワマンギトゥカが落ちついて決め、土壇場で2-2のドローに持ち込んだ。

 次節は20日にアウェーで日本代表MF堂安律の所属するビーレフェルトと対戦。劇的な形で貴重な勝点1を掴んだ勢いそのままに、昇格組対決を制することはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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