「すでに日本からオファー」“韓国のメッシ”がJリーグ電撃参戦!? 母国紙が動向をリポート「本人の希望は…」

2021年01月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

代理人事務所を変えて移籍を模索

ヨーロッパで燻っているイ・スンウには、アジア移籍の誘いが来ているようだ。 (C) Getty Images

 韓国サッカー界の逸材FWの去就が忙しなくなっている。ベルギー1部のシント=トロイデンに所属するイ・スンウだ。

 現在23歳の韓国代表FWは、2011年に仁川ユナイテッドの下部組織からバルセロナのカンテラに入団。5年後にバルセロナBでプロキャリアをスタートさせると、17年の夏にはセリエBの古豪ヴェローナに移籍し、レギュラーとしてA昇格に貢献した。

 しかし、入団2年目にイバン・ユリッチ政権下で構想外となるとキャリアは暗転。2019年の夏にシント=トロイデンに電撃加入したが、そこでも満足に出場機会を得られずに苦戦。今シーズンもベルギー・リーグでは13試合で2得点しか決められずに、直近では4試合連続でベンチ外となっていた。

 そんなイ・スンウの去就について興味深い一報を報じたのは、韓国紙『朝鮮日報』だ。同紙は、「トルコ・リーグへの参戦も囁かれたが、まだ決定したことは何もない」としながらも、「移籍を模索していることは間違いない」と報道。その中で、「すでに中東と日本からオファーを受けている」と綴ったのだ。

 記事によれば、イ・スンウは昨年末にインテルのロメル・ルカクらを顧客に持ち、ヨーロッパでの確かなコネクションを有している代理人事務所『P&P SPORT MANAGEMENT』と契約。海外でのキャリア続行を最優先に考えているようだが、アジア方面からの誘いも根強く舞い込んでいるという。

「イ・スンウのもとには、スペイン、ドイツ、ポルトガルの複数チームが興味を示している。その一方で中東、日本、そしてKリーグクラブから移籍のオファーを受けている。その中には意思確認だけでなく、具体的な条件を提示したチームもあるようだ」
 
 さらに同紙は関係者の情報として、「あくまでイ・スンウ本人の希望はヨーロッパでのプレーだ」とも強調しつつ、アジア移籍の可能性を追求した。

「イ・スンウはいまでもヨーロッパを拠点に活動することにこだわっている。最優先事項はシント=トロイデンを離れて、ヨーロッパのチームでプレーすることにある。ただし、それは移籍市場の今後の情勢によって変わる可能性もある」

 仮にJリーグ電撃参戦が実現すれば、小さくない話題となることは必至だが、果たして、どうなるだろうか。その動静に注目したい。

【動画】「韓国のメッシ」イ・スンウのSTVVでのゴラッソシーンはこちら

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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