【ACL4節】山東魯能 4-4 柏|壮絶な打ち合いの末、敵地で勝点1を掴む

2015年04月08日 サッカーダイジェスト編集部

前半の3連続ゴールで主導権を握ったかに見えたが…。

【山東魯能 4-4 柏】予想以上の打ち合いとなった敵地での一戦。CFのレアンドロが広範囲に動いてチャンスメイクにも絡むなど、3トップが相手の最終ラインを翻弄して全得点を生み出した。

 ACL4節が行なわれた4月8日、グループEの柏は敵地で山東魯能と対戦した。

 ここまで2勝1分の柏は、この試合に勝てばグループステージ(GS)突破が決まる状況だったが、開始4分に一瞬の隙を突かれて先制点を奪われてしまう。しかし、次第に中盤でリズムを掴み始めた柏は、そこから猛反撃に転じる。

 23分に相手最終ラインを突破したレアンドロが冷静に同点ゴールを奪うと、29分には工藤がレアンドロのスルーパスに反応してボレーで叩き込み逆転。さらに3分後には左サイドのスペースをクリスティアーノが突き、逆サイドネットにボールを流し込んで3点目を奪った。

 これで柏が試合を有利に進めるかと思われたが、直後の34分にウルソにヘディングシュートを決められ3-2。さらに3分後、今度はGK菅野がペナルティエリア内で間接FKとなるファウルを取られ、これをモンテージョに豪快に蹴り込まれ、あっという間に同点に追いつかれた。

 後半も苦しい立ち上がりとなった。完全に勢いに乗った山東魯能の前に受け身に回ると、49分にPKを献上。これを決められ、1点を追う展開に。

 攻める柏、カウンターを狙う山東魯能の構図のまま試合が進み、時計の針が残り15分を回った時、再びゲームが動き出す。攻勢を強めていた柏が絶好の位置でFKを獲得すると、これをクリスティアーノが決めて再び同点に追いついた。

 その後もお互いに決定機を掴むが決め切れず、スリリングな一戦は4-4のドローに終わった。これで2勝2分の勝点8とした柏は次節、同勝点で並ぶ全北現代とホームで対戦(4月22日19時)。勝てば無条件で、引き分けでも他会場の結果次第でGS突破が決まる。
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