【名古屋】「延長オファーもいただきましたが…」オ・ジェソクが韓国・仁川ユナイテッドに完全移籍。ファンからも惜別の声

2021年01月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「一度でもゴール裏から大声援でコールしてあげたかった」

コロナ禍での中断中に名古屋に加入し、リーグ最少失点の守備に大きく貢献したオ・ジェソク。写真:田中研治

 名古屋グランパスは1月12日、クラブの公式ホームページでDFオ・ジェソクの韓国・仁川ユナイテッドへの完全移籍を発表した。

 現在30歳のオ・ジェソクは、2010年に韓国の水原三星でプロキャリアをスタート。江原FCを経て13年にガンバ大阪へ移籍し来日した。G大阪加入前年に行なわれたロンドンオリンピックで銅メダルを獲得するなど、各年代で韓国代表を務めた。2019年にFC東京へのレンタル後、一度はG大阪へ戻るものの、昨シーズンの7月からは名古屋に完全移籍していた。

 2020シーズンを3位で終えた名古屋では22試合に出場し、リーグ最少失点だったチームの貴重な戦力に。2012年以来9年ぶりとなるアジア・チャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献した。
 
 そんなオ・ジェソクはクラブを通して以下のようにコメントした。

「このたび、仁川ユナイテッドに完全移籍することになりました。半年前、韓国に戻る予定の2日前にオファーをいただき、グランパスの一員としてプレーさせていただいたこと、本当に感謝しています。半年でしたが、とても居心地の良いクラブで選手たちも仲が良いだけでなく、正当な競争ができる素晴らしい環境でした。

 グランパスからは延長オファーもいただきましたが、韓国でプレーすることも自分の夢として持っていましたので、今は一度、韓国に戻る決断をしました。でもグランパスには必ず戻って来たいと思っています!ファミリーの皆さま、また会いましょう」

 短い期間でも大きなインパクトを残していたようで、移籍を伝えたクラブの公式SNSには、「守備だけでなく攻撃でも『合ってきた』と思っていたのでとても残念です」「ガンバ大阪のサポが何故オジェソクが好きなのかが分かりました」「一度でもゴール裏から大声援でコールしてあげたかった。味わって欲しかった」など感謝と惜別のメッセージが多数寄せられている。

 J1通算148試合に出場した鉄壁DFの母国での活躍を祈りたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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