「完全燃焼して納得して引退したい」清水GK西部洋平が富山へ完全移籍!ファンからは富山湾での大漁を願う声も

2021年01月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ただいまと言えるように頑張って来ます」

40歳のGK西部が富山への移籍を発表した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1・清水エスパルスは1月12日、GK西部洋平のJ3・カターレ富山への完全移籍を発表した。

 現在40歳の西部は帝京三高を卒業後、99年に浦和レッズでプロキャリアをスタート。04年に清水へ渡ると、加入1年目から出場機会を確保し、長らく正守護神として活躍。その後11年に湘南ベルマーレ、12年に川崎フロンターレにそれぞれ移籍するも、16年に古巣復帰を果たしていた。19年にはGKとしては史上6人目のJ1通算300試合出場も達成している。

 今回の発表を受け、西部は自身のインスタグラムを更新。本拠地IAIスタジアムでの思い出の1枚をアップすると、「まずは自分の気持ちを整理するのに時間がかかり、報告が遅くなったことをお詫びいたします」と切り出し、赤裸々な想いを以下のように伝えた。

「最後は清水エスパルスで引退したいと思っていた気持ちがありましたが、去年はどうしても不完全燃焼だったこともあり、たくさん悩みました。そして、とにかく完全燃焼して納得して引退したいという気持ちの方が強く、今回の決断に至りました。

 プロに入り22年、その内の半分以上となる12年間を清水エスパルスでプレーさせて頂きありがとうございました。まだまだ足りないところは沢山ありますが、プレーヤーとしてはもちろん、人として成長させて頂いた清水エスパルスには感謝しかありません。また、サポーターの皆さんには、どんな時も共に戦って頂きました。皆さんの応援や叱咤激励が自分の成長に繋がり、今があると思っています。本当に本当にありがとうございました。
 
 チームは離れますが、僕の気持ちが清水エスパルスを離れることはありません。清水エスパルスに関わる全ての皆様、これからも今までと変わらず、清水エスパルスへのご支援、ご声援をよろしくお願いします。

 行ってきます。そしてまた、ただいまと言えるように頑張って来ます。最高に幸せで、最高にワクワクさせてもらった12年間をありがとうございました」

 ベテラン守護神の気持ちの入った惜別メッセージには多くのファンも反応。別れを惜しむ声や背中を押す声が続々と寄せられている。

「寂しいです」
「エスパルスで引退すると思ってたので残念ですが、想いを聞けて納得」
「西部選手のビッグセーブに何度も救われました」
「まだまだできるよ。帝三魂で頑張って」
「富山でも漢気溢れるプレーで、サポーターを魅了して」
「お帰りなさいといえる日を楽しみにしています」
「どんな形でも、オレンジの血液が流れている以上、どこにいても…」

 また、大の釣り好きとしても知られていることから、「新天地でのご活躍と富山湾での大漁を願ってます!」といった声も少なくなかった。

 衰え知らずの40歳の、プロ23年目の挑戦に注目したい。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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