「年齢は問題じゃない」フランクフルトSD、長谷部誠との契約更新交渉を示唆。地元局の番組出演で明かす

2021年01月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼のプレーは魅力的だ」

フランクフルトとは2021年夏までの契約を結んでいる長谷部誠。(C)Getty Images

 長谷部誠は1月18日に37歳の誕生日を迎える。現在、ブンデスリーガの最年長プレーヤーとして最前線で戦い続ける日本人プレーヤーについて、クラブは改めて契約延長を検討する段階に入ったようだ。現地メディア『Ligainsider』が報じている。

 同クラブのフレディ・ボピッチSDは、現地局『SPORT1』のトーク番組『Check24 Doppelpass』に出演し、今冬の補強についてコメント。そのなかで、MCから長谷部との契約延長について尋ねられると、「彼は年齢とともに良くなっていると言うべきで、本当にワインのようだ。最近のプレーだけではなく、今シーズン全体の出来に感銘を受けている」と答えた。

「我々は昨年、長谷部にとって最後の年になるんじゃないかと思っていたし、そう口にしていた。だが、彼のプレーは魅力的なんだ。私はこのところ毎年、1月か2月には、彼と(契約延長の)テーブルについて話し合っている。

 (2022年には38歳になるが?)年齢は問題じゃないと、彼自身が証明している。経験が豊富で非常に優秀なプレーヤーであることが疑いようがない。決めるのは本人だけれど、これからどうなっていくのか、心を弾ませながら期待をしているところだ」

 
 さらに、同メディアは「彼のフランクフルトでの未来は開けている」と綴り、「長谷部の1月のプレーは傑出しており、86%の成功率で味方に届き、デュエル勝利率も63%にのぼっている」とプレーを称えている。

「ブンデスリーガに、これほど冷静さと落ち着き、そして気品を兼ね備えたラストマンの役割を果たすプロは、なかなかいないだろう。彼はオーケストラを指揮する指揮者のように振る舞い、集団が曲がった音を出したときにだけ介入する。アイントラハトは長谷部がいないと、ほとんど何もできないのだ」

 長谷部が先発に復帰した試合から3試合連続で勝利が続くフランクフルト。次節は17日にシャルケと対戦する。36歳として最後の公式戦で、ベテランは再び、先発に名を連ねるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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