「我々は彼を見捨てない」ブレーメン指揮官が大迫勇也をメンバー外とした理由を告白「多くの批判を受けた…」

2021年01月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

開幕からノーゴールが続き…

ブレーメン退団も囁かれている大迫の現状についてコーフェルト監督が持論を語った。 (C) Getty Images

 ブレーメン入団3年目の大迫勇也が注目を集めている。

 昨シーズンに欧州で自己最多となる8ゴールを記録し、自信を持って今シーズンを迎えた大迫。しかし、開幕からノーゴールと低調なパフォーマンスが続き、現地時間1月9日に行なわれたブンデスリーガ第15節のレバークーゼン戦でメンバー外に。これを受けて、地元紙『WESER KURIER』は、「今、スカッドに入っていないということは、オオサコが戦力外であるということを意味する」と苦しい現状をリポートした。

 一部メディアでは、7年ぶりのJリーグ復帰の可能性も囁かれている日本代表FWだが、指揮官は即座に放出するつもりはないようだ。ブレーメン専門メディア『DEI STUBE』は、「ユウヤ・オオサコがチームを追い出された理由」としてフロリアン・コーフェルト監督のコメントを紹介している。

「私たちはユウヤとたくさん話をした。そのうえで、彼の頭を休ませる必要があるという意見で一致したんだ。彼は先週からあまりに多くの批判を受け、とても厳しい攻撃をされた。だが、誰もが悪いプレーをしている。それなのに何でもかんでも彼にぶつけてしまうのは不公平だ。我々の意図はユウヤも理解しているはずだ」
 
 さらに「私は彼をとても大事にしている」と大迫を擁護した38歳のドイツ人指揮官は、こう続けた。

「我々から彼を見捨てることは決してない。ユウヤはこの先の数週間のトレーニングで自信を取り戻せば、再びメンバー候補になるだろう。それは来週か、2~3週間後かもしれない」

 大迫への信頼を改めて強調したコーフェルト監督。この言葉を聞く限り、ブレーメンが日本のベテランFWを見限ることはないようにも思えるが、果たして――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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