「松本山雅の一員として戦えた時間は僕の宝物」山本真希が現役引退を発表。16年のキャリアでJ通算235試合出場

2021年01月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

清水ユース在籍中の05年にトップチームデビュー

現役引退を発表した山本。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 J2の松本山雅FCは1月10日、MF山本真希の現役引退を発表した。

 静岡県出身で現在33歳の山本は、清水エスパルスユース在籍中の05年にトップチームデビュー。その後北海道コンサドーレ札幌を経て、13年には川崎フロンターレへ移籍。加入1年目にはキャリアハイとなる33試合に出場し、アジア・チャンピオンズリーグ出場権獲得(リーグ3位)にも貢献した。松本では19年夏からプレーし、在籍2年間で13試合に出場していた。キャリア通算ではJリーグ235試合・16得点を記録している。

 本人は発表を受け、次のようにメッセージを寄せている。

「ご報告が遅くなってすみません。このたび引退する決断をしました。松本山雅で過ごした1年半は数えるほどしか試合に出ることができず、チームの目標達成の力になれなかったことを申し訳なく思っています。ただ、このクラブに来て改めて感じたことは、サポーターの偉大さです。移籍してきた初日から家族も含め温かく迎え入れていただきました。
 
 松本の街全体からは大きな期待を感じることができ、2020年こそコロナウイルスの影響で満員のアルウィンでプレーすることは叶いませんでしたが、あの雰囲気は間違いなく選手の後押しとなり相手チームにとっては脅威になります。そんなパワーをこれからも選手達に送ってください。そしてその声援の中で、松本山雅の一員として一緒に戦えた時間は僕の宝物です。

 15年間選手生活が続けられたのは、今まで関わったチームメート、監督、コーチングスタッフ、メディカルスタッフ、クラブスタッフの方々、スポンサーの皆様そしてサポーターの皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。清水エスパルス 、コンサドーレ札幌、川崎フロンターレ、ジェフユナイテッド千葉、松本山雅FCでプレーできて幸せでした。またどこかで会いましょう」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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