「理由はわからない」「輝きを提供する」3試合未出場で待望論噴出! リバプール地元紙が南野拓実の起用を進言

2021年01月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

3戦未勝利と急ブレーキのリバプール

プレミア初ゴールを決めたクリスタル・パレス戦から出場がない南野には、地元メディアで期待が高まっている。 (C) Getty Images

 37年ぶりのトップリーグ連覇を目指し、首位をひた走ってきたレッズの足取りが重い。

 昨年12月19日に行なわれた第14節のクリスタル・パレス戦で7-0の大勝劇を演じたリバプールだったが、以降3試合では2分け1敗と勝星を挙げられていない。チームの躍進を支えてきた攻撃陣も、わずか1得点と鳴りを潜めている。

 急ブレーキがかかり、"宿敵"マンチェスター・ユナイテッドに勝点で並ばれてしまったリバプール。そんなチーム状況下で待望論が噴出しているのが、南野拓実だ。

 先述のクリスタル・パレス戦で豪快なシュートを決め、プレミアリーグ初ゴールを記録した日本代表FWは、チームが勝利から見放されている3試合で出場機会に恵まれていない。

 かねてから「足りない」と指摘されていた結果を残し、コンディションの良さを伺わせていた南野の起用法には、地元紙『Liverpool Echo』も疑問を呈している。

 日夜、リバプールの情報を発信している同紙は、「タクミ・ミナミノはクリスマス以来、リバプールに欠けている輝きを提供できる」と見出しを打った特集記事を掲載。「ユルゲン・クロップが未勝利に終わっている3試合で背番号18を使わない理由が推測できない」と伝えた。
 
「ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン、ニューカッスル・ユナイテッド、サウサンプトンとの試合でチームが期待外れのパフォーマンスに終わっていたにもかかわらず、クロップがミナミノをベンチに置き続けるのには正当な理由があるのは間違いない。

 中盤でも起用されてきたミナミノだが、チアゴ・アルカンタラとアレックス・チェンバレンが復帰したことでプレー時間を失ったとも言える。しかしながら、途中出場でも日本代表は疲労困憊の相手守備陣に対して、違いを見せ出せたはずだ」

 チームの事情を把握しつつ、待望論を綴った『Liverpool Echo』は、今月17日に開催されるマンチェスター・Uとの直接対決を前にした現地時間1月8日のアストン・ビラ戦(FAカップ3回戦)での南野の出場が「妥当だろう」と予想。そのうえで次のように期待を込めた。

「日本代表のストライカーが、クリスタル・パレス戦のように与えられた数少ないチャンスを最大限に活かすことを願っている。チームのためにも」

 贔屓紙からも起用をプッシュされている南野は、優勝争いが熾烈さを増してくる中で、コンスタントにチャンスを与えられるようになるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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