「最高のパフォーマンス」“6番”長谷部誠を現地メディアが高評価!同僚も絶賛「彼とプレーするのは簡単」

2021年01月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「そのパフォーマンスは輝いていた」

もうすぐ37歳を迎える長谷部は、約20歳の差があるレバークーゼンの若手有望株ヴィルツに、失点シーン以外はほぼ仕事をさせなかった。(C)Getty Images

 現地時間1月2日、約1週間ほど中断していたブンデスリーガが再開。第14節が行なわれ、長谷部誠、鎌田大地が所属するフランクフルトは、ホームでレバークーゼンを2-1で下した。

 この試合でブンデスリーガ最年長プレーヤーの36歳、長谷部は3バックの中央ではなく、ジブリル・ソウとコンビを組んで、今シーズン初のボランチとして先発。先制点を許したものの、17歳のフロリアン・ヴィルツなど若手を擁するレバークーゼンの攻撃陣を効果的に抑え込み、フル出場で勝利に貢献した。

 ドイツの老舗サッカー誌『kicker』は長谷部のパフォーマンスに、チーム内最高タイの「2」をつけ、「そのパフォーマンスは輝いていた」と称えている。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
 
「そのすごさは、数字が物語っている。長谷部はこの試合で最も多くのボールコンタクトを記録し(62回)、総走行距離は11.29kmで、ジブリル・ソウ(12.80km)、フィリップ・コスティッチ(11.37km)に次ぐチーム内3番目を記録した。デュエルの勝利率も63.6%と、つまりここ数年はほぼ3バックの中央でプレーしていた鍛え抜かれたMFが、今シーズン最高のパフォーマンスを披露したのだ」

 また、コンビを組んだソウは「マコトと並んでプレーするのは簡単なんだ。彼はまるで1000試合に出場しているように感じる。僕をよく助けてくれ、チーム全体のコーチングもしてくれる」と相棒となった先輩を絶賛。

 そしてもうひとり、3バック中央を務めたマルティン・ヒンターエッガーも長谷部の仕事ぶりに脱帽した様子だ。

「先発リストに、長谷部の名前があって本当に嬉しかった。彼は知性と遊び心を活もって"6番"で非常にいいプレーをして、うまくボールを運んでくれる。そして良いチャンスも生んでくれるんだ。今日の先制点もそのひとうだった」

 日本人ベテランMFは、これでブンデスリーガの出場記録を321回に伸ばした。チームも2連勝と調子が上向いている。8日にはマインツとの対戦が控えており、今回はセバスティアン・ローデの累積警告に伴う先発起用だったが、今後も背番号20の出番は増える可能性は十分にある。

 長谷部は1月18日には37歳の誕生日を迎えるブンデス最年長プレーヤー。その成長は、未だ留まることを知らないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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