「ラニエリ監督にとっての保証」再び右SBで先発の吉田麻也に地元メディアは上々の評価!「几帳面で正確なDFだ」

2021年01月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

完封負けのチームで及第点以上の出来

再び右SBで先発起用された吉田。本職ではないポジションで奮闘を見せた。(C)Getty Images

 1月3日、セリエA第15節で、サンプドリアは敵地でローマに0-1で敗れた。吉田麻也は2試合連続で右SBとして先発出場している。

 前節、チーム事情から初めて右SBでプレーし、アシストを記録した吉田は、2021年の初戦も再び同じポジションに入った。

 得点数リーグ3位のローマを相手にゴールをなかなか割らせなかったサンプドリア守備陣だが、72分にエディン・ジェコに先制点を献上。得点が必要となったため、吉田は81分にFWメディ・レリスとの交代でベンチに下がっている。

 結局サンプドリアは追いつくことができず、チームは2連敗を喫した。だが、ヘンリク・ムヒタリアンやブルーノ・ペレスといったスピードある選手たちと対峙した吉田に対する評価は悪くない。衛星放送『Sky Sport』は及第点の6点、『Sport Mediaset』はそれを上回る6.5点をつけている。

【動画】吉田麻也が右SBでプレーしたローマ戦のハイライトはこちら
 
『Gazzetta dello Sport』『Corriere dello Sport』の両紙も及第点。前者は「最後まで彼のサイドをうまく保った」と評価した。一方、後者は「几帳面で正確なDFだった。だが、後半は彼にとっても厳しくなった」と評している。

 ウェブメディアでは、『Calciomercato.com』が6.5点をつけ、「ぼんやりしたB・ペレスに対し、パーソナリティーとエッセンシャル。終盤は大きく低下」と評価した。

 6点の『TUTTOmercatoWEB』は「オマール・コリーとロレンツォ・トネッリに並ぶ『プラスのCB』として、何度かうまくカバー。クラウディオ・ラニエリ監督にとっての保証だ。より攻撃的な選手(レリス)にスペースを与えるために交代した」と伝えている。

 サンプドリアは次節、得点数リーグトップの2位インテルと対戦する。ホームでの強豪との一戦で、吉田の起用法が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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