「兄弟共演」が実現する日も遠くない!A・ビルバオFWの実弟がトップチームに初招集

2020年12月30日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

15節のビジャレアル戦でベンチ入り

スペインU-18代表にも選出されているFWのニコ・ウィリアムス。(C)Getty Images

 15節のビジャレアル戦で、アスレティック・ビルバオのニコ・ウィリアムスが初めてメンバー入りを果たした。

 現在18歳で、兄は同クラブ所属のストライカー、イニャキ・ウィリアムス。今シーズンからBチームにあたるビルバオ・アスレティックでプレーしている。

「トップで戦うレベルに日に日に近づいている。ビルバオ・アスレティックがバカンス中でもあるので、扉が開いていることを教える良い機会だと思ったんだ」

 トップチームに抜擢した張本人であるガイスカ・ガリターノ監督は、試運転的な意味合いであることを認めながら、同時にその長所としてスピード、両足を遜色なく使いこなすスキル、縦にも中央にも仕掛けることができるドリブルを列挙。「好みの選手だ」と称賛する。
 
 スペインU-18代表にも選出されているニコ・ウィリアムスには、かねてから、「兄弟での共演」を夢見ていることを公言していた兄のイニャキも期待を寄せる。

「時には父親役もこなしてきた。俺は努力を積み重ねてきたからこそいまがある。だからニコにも、チャンスはだれもプレゼントしてくれないということを理解させるように努めてきた。すべては本人の努力次第だ。能力的には素晴らしいものを持っている。俺が彼の年齢だった頃に比べてもレベルはかなり高い」

 ビジャレアル戦ではデビューはならなかったが、兄のイニャキが強調するように努力を積み重ねていけば、兄弟共演が実現する日は、そう遠くはなさそうだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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