【皇后杯】7ゴールが飛び交う激戦を制したベレーザが大会4連覇!浦和は2年連続の準優勝に

2020年12月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

終盤に安藤梢のゴールで追いつくが…

なでしこジャパンにも選出されているベレーザの清水(左)と浦和の猶本(右)。写真:早草紀子T

 12月29日、皇后杯全日本女子サッカー選手権大会の決勝が開催。日テレ・東京ヴェルディベレーザと浦和レッズレディースの2年連続で同じ顔合わせとなった一戦は、4ー3でベレーザが撃ち合いを制し、4連覇を達成した。

 試合序盤にペースを握ったのは、なでしこリーグを制した浦和Lだった。10分に、右サイドのクロスから菅澤優衣香が叩きつけるヘディングシュートを放つが、ポスト右にあたりノーゴール。

 一方の皇后杯を3連覇中のベレーザは、直後にカウンターから反撃。小林里歌子のスルーパスに抜け出した遠藤純が左足を振り抜きワンチャンスをものにする。遠藤は皇后杯で3試合連発の5ゴール目を記録した。

 先制を許した浦和Lだが、その後もペースを握ると34分、右サイドを突破した菅澤のクロスに、ファーサイドで高橋はなが合わせるが左のポストに当たり得点ならず。

 すると43分、再びベレーザが一瞬の隙を突く。41分、右CKからニアサイドに飛び込んだ宮澤ひなたがボールを押し込み2-0とリードを広げる。

 しかし53分、高橋はながディフェンスライン裏に出たボールに走り込むと右足を振り抜き、浦和Lが1点を返す。さらに69分、塩越柚歩のスルーパスに抜け出した菅澤がGKとの1対1を制して2-2の同点に追いつく。
 
 振り出しに戻った試合はここからさらにオープンな撃ち合いに発展する。

 73分にベレーザの小林里佳子が得点を挙げると、86分には交代出場の浦和Lの安藤梢がゴールを決め再び同点とする。しかし、直後の88分に再びベレーザの小林が得点を決めベレーザが勝ち越す。

 終盤まで撃ち合いとなった一戦は4-3で試合終了を迎え、ベレーザが皇后杯の4連覇を達成。リーグ6連覇を阻まれた浦和Lにリベンジを果たした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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