「僕は何年も騙されていた」メッシがバルサ前会長を痛烈批判!退団騒動と今後の去就を赤裸々に語る「映画の悪者のようにされ…」

2020年12月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「退団したかったし、うまくそれを進めたかった」

メッシがバルトメウ前会長(右)を改めて糾弾した。 (C)Getty Images

 バルセロナのリオネル・メッシが、スペインのテレビ局『ラ・セクスタ』で、ジャーナリストのジョルディ・エボル氏のインタビューに応じ、今夏の退団騒動について赤裸々に語った。スペイン紙『MARCA』などが一斉に報じている。

 クラブにブロファックス(内容証明郵便)を一方的に送りつけるという形で退団をしようとした理由について、メッシは次のように語った。

「サイクルが完了し、変化が必要だと思った。ここから抜け出す必要があった。世代交代のためのシーズンになると分かっていた。僕はチャンピオンズ・リーグとリーグで戦い続けたかった。退団したかったし、うまくそれを進めたかった」

 そして、先日辞任したジョゼップ・マリア・バルトメウ前会長に対して、「会長は僕が映画の悪者のように見えるように、物事をフィルタリングし始めた」と痛烈に批判。「何度も辞任するように言った。ブロファックスは公式にそのことを告げる方法だった」とし、こう糾弾を続けた。

「彼は僕のことを数年間も騙し続けていた。チャンピオンズ・リーグで敗退する前から、昨シーズンは大変だったんだ」
 
 結局、7億ユーロ(約875億円)という莫大な契約解除金の無効が認められず、「愛するクラブと裁判はしたくない」と残留を決断したメッシ。「多くの弁護士に確認した。裁判すればこちらが正しかった」とも語っている。

 メッシとソリが合わなかったバルトメウが去ったバルサは、来年1月には会長選挙を行ない、新体制となる。だが、大エースは「この一年が終わるまではっきりしたことは何もない。シーズンが終わるまで待つ。タイトルの獲得に集中し、他のことに目をむけない」と、退団に含みを持たせた。

 残留するかどうかのポイントは、新会長がメッシを納得させるプロジェクトを示せるかだろう。もしできなければ、偉大な10番は移籍金なしでクラブを去ることになる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

次ページ【動画】メッシがマラドーナに捧げた感動のゴールパフォーマンス

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事