「到底クリアできない」久保建英の獲得に動くヘタフェが抱える“根本的な問題”とは? 指揮官は加入を熱望も…

2020年12月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

半年分の150万ユーロがネックに

冬の移籍市場でのビジャレアル退団が囁かれている久保。(C) Rafa HUERTA

 直近のラ・リーガで2試合連続の出番なしに終わり、現地スペインでも移籍報道が過熱している久保建英。この日本代表MFのレンタルが打ち切りになった場合に備え、獲得を検討しているクラブは少なくない。なかでも、本腰を入れているとされているのがヘタフェだ。

 スペイン全国紙の『AS』は12月27日、「ボルダラスはクボを求める」と題した記事を掲載。ヘタフェのホセ・ボルダラス監督が、「クボに違いを作る役割を果たしてほしいと考えている」と報じた。すでに、24日に保有元のレアル・マドリーと会談を持ったという。

 ただ、「根本的な問題」があるようだ。記事によれば、ビジャレアルは久保のレンタルに際し、サラリーを負担するとともに、マドリーにローン料として300万ユーロ(約3億7500万円)を支払っている。そのため、1月に退団した場合は、残り半年分の150万ユーロ(約1億8750万円)を新天地となるクラブに支払わせる意向だという。

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 だが、ヘタフェは給与負担が精一杯で、さらにローン料を支払うのは「到底できないと思われる」状況のようだ。

 またマドリーも経済的な余裕はなく、ビジャレアルに対して150万ユーロをチャラするようなことは想定していない、と記事は綴っている。

 いずれにしても、ビジャレアルを離れるかどうかは久保の意向次第だが、有力な新天地候補のひとつであるヘタフェへの移籍には、取り除かなければならない障壁があるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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