「セリエAからの勧誘が…」JリーグMVPのオルンガ、今冬にイタリア移籍も!? 伊メディアが去就情報を報道

2020年12月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼はキャリアの一歩を踏み出す野心がある」

柏で圧倒的な存在感を放ったオルンガに、“守備の国”から関心が寄せられているようだ。 (C) SOCCER DIGEST

 興味深い情報が舞い込んできた。

 現地時間12月25日、イタリアの移籍専門メディア『Calciomercato』が、柏レイソルに所属するケニア代表FWのマイケル・オルンガが、来る1月に開く欧州の移籍市場でJリーグを離れる可能性を指摘した。

 そのパワフルさは、まさに大砲だ。2018年の8月に柏へ移籍したオルンガは、チームがJ2に降格した入団2年目にシーズン27ゴールをマーク。大きな期待を背負った今シーズンは、開幕からコンスタントに得点を量産。32試合で28ゴールを挙げ、J1得点王になるとともに、アフリカ人選手では史上初となるJリーグMVPを受賞していた。

 ライバルたちを圧倒する力強いプレーで一躍ブレイクを果たした26歳は、欧州でも注目の的だ。『Calciomercato』によれば、セリエAクラブからの関心が寄せられているという。

 同メディアは、「誰もが記憶しているカレッカも来た柏の黄色いユニホームを身に纏って日本を征服した」とオルンガを称えたうえで、「彼はキャリアの一歩を踏み出す野心がある」と続けた。
「26歳のオルンガは野心を捨ててはいない。彼はヨーロッパに戻りたいと思っている。そして彼のもとには、イタリアのセリエAからの勧誘もあるようだ」

 さらに同メディアは、「イタリアのクラブは、『たかが日本だろう』という偏見を捨てるべきだ」とオルンガへの太鼓判を押してもいる。

「イタリアのクラブは彼の経歴を踏まえて獲得を熟考していることだろう。そして、地球の隅々には、優れたプレーヤーがいると驚いているはずだ。いまやイタリアのクラブが必要とするのは、彼を獲得するための少しの勇気だけだ」

 Jリーグで圧倒的な存在感を放った点取り屋は、はたして今冬にイタリアでの挑戦を決断するのか。仮にそうなれば、柏にとって小さくない痛手となることは必至だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】JリーグMVPとJ1得点王をW受賞! オルンガのゴラッソシーンはこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事