「チームに問題をつくるな!」モウリーニョ、久々先発も途中交代のアリに憤慨!「結果を変えたから私は怒っている」

2020年12月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

3試合ぶりの先発機会もミスで失点に絡む

交代を命じられて肩を落としてピッチから退くアリ(20番)に、モウリーニョ(左)は檄を飛ばした。 (C) Getty Images

 現地時間12月23日、リーグ・カップ準々決勝でトッテナム・ホットスパーはストークに3-1と勝利した。

 12年ぶりのリーグ・カップ制覇にまた一歩前進したトッテナムだが、指揮官のジョゼ・モウリーニョは先発で起用したデレ・アリを批判した。先制して迎えた53分のボールロストがストークの同点弾につながったプレーが気に入らなかったようだ。

 英公共放送『BBC』によると、モウリーニョは、「あのポジションの選手は繋ぎ、試合をつくらなければいけないのであって、自分のチームに問題をつくるためにいるのではない」と話した。

「我々はバランスが取れていなかった。ボールをポゼッションしているときは、サイドバックがワイドに開き、違うラインにもうひとりのMFがいるからだ。そして相手がカウンターをし、完全に我々の手中にあった試合の結果を変えた。だから、そう、私は怒っている」
 
 失点から10分強で、モウリーニョはアリをベンチに呼び戻した。交代を命じられたアリは、ピッチを出てからフラストレーションを露にする振る舞いも見せた。

 モウリーニョの下でアリの苦戦が続いているのは周知のとおりだ。今シーズンはプレミアリーグとヨーロッパリーグ(EL)でそれぞれ4試合出場。そのうち先発出場は3試合のみで、ほとんどチャンスを得られていない。

 この日は、アリにとって11月26日のELルドゴレツ戦以来のスタメンだったが、結果として指揮官の怒りを買った。移籍に関する噂も絶えないアリだけに、去就を巡る喧騒はより激しくなるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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