J１リーグ １stステージ・４節
鹿島アントラーズ‐サガン鳥栖
４月３日（金）／19:00／カシマサッカースタジアム
 
鹿島アントラーズ
リーグ成績（３節終了時）：17位　勝点１　０勝１分２敗　３得点・６失点
 
【最新チーム事情】
●負傷者続出で厳しい台所事情。
●A代表組は強行出場の可能性も？
●期待されるバックアップの突き上げ。
●金崎はサイドハーフとして出場か？
 
【担当記者の視点】
　小笠原とダヴィが負傷離脱中で、遠藤、山村、赤﨑も別メニュー調整中。U-22代表の植田と豊川も五輪予選での疲労で出場回避が濃厚と、台所事情は非常に厳しい。先日のウズベキスタン戦に出場したA代表の昌子や柴崎は、「出るつもりでいる」（昌子）と強行出場の構えだが、彼らにしてもコンディションは万全とは言えないだろう。
 
　そんななか、期待されるのがバックアップの突き上げだ。中村や杉本あたりは出場機会に飢えており、虎視眈々と出番を待っている。怪我人が続出する現状では、彼らの奮起は不可欠で、このチャンスを活かしてレギュラー獲りの足がかりにしたいところだ。
 
　好材料を挙げるなら、金崎がリーグ戦２試合連続ゴール中と好調を維持していることか。前節はCFでプレーしたが、怪我人が続出した影響で、鳥栖戦ではサイドハーフで起用される可能性もある。いずれにしても、このアタッカーの得点力は、現在の鹿島の生命線。リーグ３試合連続ゴールでチームを勝利に導きたい。
 
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サガン鳥栖
リーグ成績（３節終了時）：３位　勝点６　２勝０分１敗　３得点・２失点
 
【最新チーム事情】
●コンディション不良の菊地は出場が微妙。
●出場停止のチェ・ソングンに代わり、吉田が左SBに。
●磯崎が故障から復帰。帯同メンバー入り。
●代表戦を受け、指揮官も刺激を受ける。
 
【担当記者の視点】
　ホームで開幕２連勝を飾った後に、前節はアウェーで敗戦。仕切り直しの４節となる。
 
　森下監督は、「相手は試合明けの日本代表選手もいて、メンバーが見えない」として具体的な対策については口を開かなかったが、ボランチの高橋は次のように語る。
 
「まずは相手の中盤とFWの間のラインを断つべき。前線と上手く協力して、パスコースを限定していきたい」
 
　鳥栖らしいハイプレスからのショートカウンターが、やはり鍵を握りそうだ。累積警告で出場停止のチェ・ソングンに代わり、今季リーグ戦初先発が見込まれる吉田は、「自分も攻撃に参加して、タイミング良くクロスを上げたい」と意気込んでいる。
 
　また、日本代表の２連戦を受けて、指揮官はそのスタイルに親近感を覚えたようで「ウチからも代表が選ばれるべき」と発言。そのためにも、まずは鹿島を破ってアピールしたいところだ。