「醜悪な試合だ」“悪童”カッサーノ、コンテ率いる古巣インテルを再び酷評!「クソなプレーで優勝して意味があるのか」

2020年12月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

ミランやローマについても言及

現役時代から辛辣な口ぶりで意見してきたカッサーノは、古巣にも容赦がなかった。 (C) Getty Images

 元イタリア代表FWのアントニオ・カッサーノは先日、アントニオ・コンテ監督が率いる古巣インテルの戦い方を「偉大なチームではない」と批判した。

 そのインテルは、現地時間12月20日に開催されたセリエA第13節で、スペツィアを2-1で破った。終了間際の失点で2試合連続クリーンシートとはならなかったが、国内リーグでは5連勝を記録。首位ミランとの1ポイント差を保ち、チャンピオンズ・リーグ敗退のショックを払しょくしつつある。

 だが、カッサーノは依然としてコンテ・インテルの戦いぶりが気に入らないようだ。イタリア紙『Corriere dello Sport』によると、カッサーノはクリスティアン・ヴィエリとのツイッチにおける配信動画で、「今のインテルは偉大なチームではない。昨日も醜悪な試合だった」と猛烈な批判を口にした。

「もしも、インテルがこのプレーを続けて優勝しても、俺は真っ先に『クソったれなプレーで優勝した。だからなんなんだ? なんの意味がある?』と言うだろう。スペツィア戦はチャンネルを変えたよ。それぐらいに醜悪だった」

 一方、カッサーノは、やはり古巣で首位に立つミランについて、「サッスオーロ戦は勝ったが、ジェノア戦とパルマ戦で4ポイントを落としている」と指摘している。

「彼らはよくやっている。長期的にはインテルとユベントスが上にいくだろう。とはいえ、今のミランは情熱で前進している。それからアタランタは怖いチームだ。ローマとともに、もっとも自分が楽しんでいるチームだよ」
 
 そのローマに関しては、日程的に不利があったとみているようだ。アタランタに1-4と敗れたローマについてカッサーノは「中2日で試合なんてあり得ない」と話した。

「言い訳にはならないが、どうやって日程を決めているのかね」

 歯に衣着せぬ発言が人気となっているカッサーノだが、とにかくコンテの戦い方には納得がいかない様子だ。

 はたして、欧州の舞台から姿を消し、国内ではユーベから覇権を奪い返すことが義務とも言われるコンテとインテルは、"評論家"カッサーノを見返せるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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