【U-23代表】「よく言い争っていた」広島MF浅野雄也が明かした兄・拓磨への強烈な“対抗心”。兄弟で五輪出場の偉業なるか

2020年12月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

J1リーグ1年目で32試合に出場して5ゴールをマーク

初招集に「嬉しかった」と喜びを語った浅野。※写真は取材中にスクリーンショット

 12月22日、26日まで5日間に渡って行なわれる、東京五輪に向けたU-23日本代表候補のトレーニングキャンプがスタート。初日は2部練習となったが、軽めの午前練習の後、初招集となったサンフレッチェ広島の浅野雄也がオンライン取材に対応した。

 J2の水戸から広島に渡って実質1年目の今シーズンは、主に2シャドーの一角で起用され、32試合に出場して5ゴール。抜群のスピードと高精度の左足キックを武器に、初のJ1で小さくない存在感を放った。
 
 7人兄弟の四男で、2学年上の兄が日本代表FWの拓磨(パルチザン)だ。リオデジャネイロ・オリンピックに出場した兄とは何かと比較されがちだが、「小さい頃からタクが活躍すると悔しかった。背中を追ってきて、オリンピックやA代表でプレーするタクを見るのはめちゃくちゃ悔しい気持があった」と本音を語った。

「その気持ちが刺激となって頑張れているので、そこは感謝している」

 中学までは一緒にプレーしていて、「サッカーに関してはよく言い合いをしていた」という。

「スピードはタクのほうがあると思うけど、足下の技術は自分のほうが勝っている。そこをアピールしていきたい」

 拓磨が経験した五輪の舞台に、雄也は立てるのか。兄への"対抗心"を胸に熾烈なサバイバルに挑む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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