「ずっとメッシに嘘をついていた」再選を狙うラポルタ元会長がバルサのドタバタ劇をバッサリ!

2020年12月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

メッシの引き留めに自信を深める

3代前にバルサ会長を務めたラポルタ氏(左)。年明けの会長選で再選を狙い、メッシ(右)との契約延長→残留を目ざす。(C)Getty Images

 会長選挙で再選を目ざす要人の発言に、注目が集まっている。

 年明けの1月24日に開催されるのが、バルセロナの新会長選挙だ。10月に辞任したジョゼップ・マリア・バルトメウ会長の後任を決める選挙で、有力候補のひとりに挙げられているのが元会長のジョアン・ラポルタ氏だ。2003年から10年までバルサ会長職にあり、08―09シーズンにはジョゼップ・グアルディオラ政権を誕生させ、近年の黄金期をもたらした。しかし再選を狙った15年の会長選ではバルトメウ前会長に大差をつけられ、敗れている。

 そんなラポルタ氏が再選に向けて内外にアピールしているのが、大黒柱リオネル・メッシの残留とクラブ財政の立て直しだ。とりわけメッシの引き留めには自信を深めている様子で、米ネットワーク『ESPN』のインタビューで想いの丈を明かしている。

「私は確信しているよ。レオ(メッシの愛称)がバルサに残りたがっているとね。要は新会長の提案次第だろう。彼はバルサが今後も、チャンピオンズ・リーグの覇権を争えるほどのコンペティティブなチームであり続けられるかどうか。バルサとのラブストーリーをどう描けるかなんだ。最近はその点において大きな不満を抱えていたに違いない」

 さらに弁護士でもある58歳は、「レオはずっとクラブに嘘をつかれてきたんだよ」と指摘。「トップレベルの判断において、みんなが望むような結果にはまるでならなかった。レオはまだまだ成功とタイトルに飢えているよ。そのポイントを無視して彼との対話はできないだろう」と語った。バルサとメッシの現行契約は2021年6月末までで、マンチェスター・シティやパリ・サンジェルマンが新天地候補に挙がっている。

 1月1日以降、ラポルタ氏はメッシとの接触を許可されるという。そこでどんなディスカッションが繰り広げられるのか。氏は最後に「レオはバルサ以外のチームがチャンピオンズ・リーグの王者になるのが我慢できないんだ。私なら彼を残せると思う」と断言した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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