「監督の選択は理解できない」長友佑都&マルセイユ指揮官に現地記者から厳しい声!「デッド・ポイントに…」

2020年12月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「カウイのほうが優れていることを証明した」

先発の機会を得ているものの、厳しい批判に晒されている長友。(C)Getty Images

 現地時間12月19日に開催されたリーグ・アン第16節で、長友佑都と酒井宏樹が所属するマルセイユがスタッド・ドゥ・ランスと敵地で対戦した。

 この試合で、20分にオウンゴールを決めてしまったのが長友だ。敵の左サイドからのクロスに対応しようとしたところ、かかとにボールが当たってしまい、自陣のゴールラインを割ってしまった。
 
 その後、45分にフロリアン・トバンのゴールで同点にしたものの、1-1のドローで終了。56分にサイフ=エディン・ハウイとの交代でベンチに下がった長友には、現地メディアから厳しい批判にさらされている。

 特に怒りを露わにしたのが、フランス・メディア『RMC sports』でフットボール番組の解説を担当するコメンテーター、ジョナサン・マクハーディ氏だ。試合後にまず、監督のアンドレ・ヴィラス・ボアス監督の采配に怒りを滲ませた。

「ヴィラス・ボアスの選択が全く理解できない。これまで主導権を握り、魅力的で一貫性のある試合を見ていた。だが、ランス戦ではそうでなかった。選手の配置もなにもかも、良くないときに逆戻りしてしまった。ここ数週間でみられた改善点は消えてしまった」
 
 さらに、長友については「もうプレーしてはいけない」と厳しく批判した。

「彼はマルセイユのデッド・ポイント。幽霊のようだ。カウイは長友より優れていることを証明した。彼の起用は、監督の採用した今回のシステムともども二度と採用する必要はない」

 当のヴィラス・ボアス監督は「ロッカールームは非常にがっかりしていて、大きな打撃を受けている。次のアンジェ戦では今以上のパフォーマンスをしなければならないだろう。今日の試合では精神的に悪い面が影響してしまった」と反省しきりの様子だったという。

 現地時間12月23日には、年内最後のリーグ戦となるアンジェ戦が控えている。厳しい目に晒されている長友だが、挽回のチャンスは訪れるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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