総勢12人!明治大がJ内定合同会見を実施。「肌感が残っている」栗田監督が明かした大量輩出の要因とは?

2020年12月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

4年生15人のうち12人がJリーグへ

Jクラブ加入が内定した12選手。(C)SOCCER DIGEST

 明治大が12月22日、今年度のJリーグ内定選手による合同記者会見を都内の駿河台キャンパスで実施。同大体育会サッカー部の越川芳明部長、栗田大輔監督とともに、主将のDF須貝英大(甲府内定)、副将のMF住永翔(長野内定)、同じく副将のFW小柏剛(札幌内定)、GK早川友基(鹿島内定)、DF常本佳吾(鹿島内定)、DF蓮川壮大(FC東京内定)、DF佐藤瑶大(G大阪内定)、MF力安祥伍(金沢内定)、MF坂本亘基(熊本内定)、MF/FW持井響太(東京V内定)、FW佐藤凌我(東京V内定)、FW狩土名禅(北九州内定)、以上12選手が出席し、新天地の印象や大学生活の思い出などを語った。

 明治大からのJリーガー輩出は11年連続で、今年度は4年生15人のうち12人が内定。チームを率いる栗田監督は、快挙とも言えるこの結果に対し「色んな要素がある」としながらも、次のようにその背景を説明した。

「まずは一人ひとりが4年間で自分と向き合って、自分の武器を伸ばしながらも、ウィークの場所もしっかりと成長させているという基本的なところ。それと代々の先輩たちが明治というなかで成績を上げ、去年の4年生であれば5つのタイトルを獲って、それが今年の基準をさらに高めた。先輩がプロの世界に行って活躍している姿を見ると、肌感が残っていて、それが練習のなかでまたリアルに思い出される」
 
 また、選手それぞれが入団先の印象を説明。須貝は「勝負に対してのこだわり」(甲府)、小柏は「ペトロヴィッチ監督の攻撃的サッカー」(札幌)、常本は「日本一タイトルを多く獲っている常勝軍団」(鹿島)、佐藤瑶は「一人ひとりが必ずストロングポイントを持っている」(G大阪)と端的にポイントを挙げた。

 さらに会見では、大学4年間での苦い思い出を明かす場面も。坂本は「主務も務める岩田寛生と2人で、徹夜で勉強したテスト期間の苦しみ」と明かし、力安は「1年時リーグ戦2節目でスタメンに選ばれたものの、前日のゼミでの食事で当たってしまって、試合に出られなくなったこと」と当時の思わぬ失態を振り返った。

 今季は関東大学リーグ1部において、同校史上初となる2連覇を達成した"最強明治"。年明けからは、コロナ禍で特例開催される「#atarimaeni CUP」を戦う予定だ。4年生にとっては学生生活最後となる大会で、きっちりと有終の美を飾りたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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