「最高のクリスマスプレゼントを運んできた」南野拓実のプレミア初ゴールの価値を、現地メディア記者が絶賛!

2020年12月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「忍耐の価値を示した」

待望のプレミアリーグ初ゴールを決めた南野。 (C)Getty Images

 現地時間12月19日に開催されたプレミアリーグ第14節、敵地でクリスタル・パレスと対戦したリバプールは7-0で勝利。このゴールラッシュの口火を切ったのが、日本代表FW南野拓実だった。

 3分、サディオ・マネからのパスを受けた南野は、敵DFの寄せられながらも落ち着いてコントロールし、右足を一閃。ゴール左にグラウンダーのシュートを決めてみせた。

 昨年1月にリバプールに加入してから約1年後のプレミア初ゴール。ようやく訪れた歓喜の瞬間を好意的に捉えているのは、本人やチームメイトだけではないようだ。

 リバプール専門メディア『This Is Anfield』のスティーブン・スクラッグ記者は「
チームに最高のクリスマスプレゼントを運んできた南野拓実は、忍耐の価値を示した」と称えている。
 
「土曜日の午後、セルハースト・パークで躍動したリバプールは、全く新しいレベルに引き上げられていた。彼らのフットワークは完璧だった。この試合はゴールの記録はもちろん、ピッチの至るところにポジティブな要素が見られたのが良かった。

 なかでも、開始3分に誕生した南野拓実の見事なゴールは、それだけでチームの力となった。彼はこの試合でリバプールのシャツを着ていることの重みを、違和感なく背負っているように見えた。ファーストタッチは不用意なものにみえたが、そこから挽回してみせ、見事にフィニッシュ。後からいろんな角度から見てみると、そうではなかった。それどころか、彼の素晴らしい知性が生んだファーストタッチだった」

 そして、「クロップ・リバプールの精神に完全に合致したゴールだ。クレイジーであると同時に、とても冷静」と褒めちぎっている。

「南野にはリバプールで、もっと成長していくのを期待したい。今後数日、数週間のうちに、もっと多くの感動を与えるチャンスが、きっと彼に訪れるはずだ」

 現地ファンも、そしてメディアも待ちのぞんでいた南野の;プレミアリーグ初ゴール。約1年を耐えた先にようやく結果を掴んだ25歳のサムライ戦士は、ここから上昇気流に乗ることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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