清武弘嗣による「全選手の手本」が12月ベストゴールに!J3は“ロビング”をねじ込んだスーパーボレーが選出!

2020年12月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

清武のキャリアハイとなるシーズン8点目が受賞

清武のキャリアハイとなるシーズン8点目が、12月のJ1ベストゴールとなった。(C)SOCCER DIGEST

 Jリーグは12月21日、12月度の「月間ベストゴール」を発表。J1ではセレッソ大阪のMF清武弘嗣(今季2度目)、J2はV・ファーレン長崎のMF大竹洋平(初受賞)、J3はロアッソ熊本のFW谷口海斗(初受賞)のゴールがそれぞれ選出された。

 清武のゴールが生まれたのは5日の第31節・札幌戦。1点を先行し迎えた54分に、清武がするすると相手のディフェンスラインの裏に抜け出すのを見て、藤田直之はふわりと浮かせた柔らかいクロス。これを背番号10は右足で上手くトラップし収め、左足を一閃。抑えの利いた強烈なシュートは、ゴールネットに突き刺さった。

 プロ13年目、31歳の清武はこれがシーズン8点目。11年に同クラブで記録した7点を上回り、キャリアハイとなった。選考委員の原博実氏は「後方から来た浮き球のボールコントロールが完璧。吸い込まれるようなトラップ、そしてそのままボレー。全ての選手たちのお手本になるゴール」と、ハイレベルな一撃を褒め称えた。

【動画】「全ての選手たちのお手本になるゴール」清武弘嗣の12月度ベストゴール!
 
 大竹のゴールは、13日の第40節・東京V戦の2点目。ペナルティエリア中央でボールを拾うと、ボールを少し浮かせてから左足でシュート。流れるようなリズムでネットを揺らした。

 播戸竜二委員は「ボールを浮かすアイデアが全て!ああやればシュートコースはできるというお手本の様なゴール!ボレーもキーパーが届かないようにしっかり下に打ち込む!子供達には是非練習して欲しい!」と太鼓判を押した。

【動画】「子供達には是非練習して欲しい!」大竹洋平の12月度ベストゴール!

 谷口の一発は5日の31節・岩手戦。1点ビハインドの54分、河原創がハーフウェー近辺から上げたアーリークロスを、ゴール中央で待ち構えた谷口がダイレクトボレーで合わせ、ゴールにねじ込んだ。背番号9はこれがシーズン16点目で、最終的には18点まで伸ばし、J3得点王に輝いた。

 北條聡委員は「鮮烈なスーパーボレー。横からのクロスならともかく、右後方から来たロビングをねじ込んだのだから離れ業の域。あれを仕留める力を持った選手はJ1やJ2にもそうはいないはずだ」と技術の高さを説いた。

【動画】「鮮烈なスーパーボレー」谷口海斗の12月度ベストゴール!

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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