【天皇杯|5回戦結果】Honda FCはAT弾で筑波大に逆転勝利!福山シティFCは今大会4度目の完封勝利で準々決勝へ

2020年12月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

準々決勝は12月23日に開催

今大会で未だ1失点のみ。初出場で快進撃を続ける広島県代表の福山シティFC。(C)JFA/PR

 天皇杯は12月20日、各地で5回戦の2試合を開催。福山シティFCとHonda FCが準々決勝に勝ち進んだ。

 初出場ながらここまで1失点のみと抜群の安定感で突破してきた広島県代表の福山シティFCは、北信越リーグを全勝で制した福井ユナイテッドFCと対戦した。

 広島広域公園第一球技場で行なわれた試合は、序盤から大きく動く。16分に相手のバックパスの隙を突いてPKを獲得した福山シティFCは、キッカーの田口駿が冷静に決め先制点を獲得。さらに34分、この日1本目のCKから田口のクロスにDF田中憧が頭で合わせて追加点を挙げる。前半は福井ユナイテッドFCのほうがシュート数も多かったが、決定機を着実に決めた福山シティFCが2点リードで折り返す。

 後半は前掛かりになる相手からカウンターで度々チャンスを作ると、65分に相手のハイラインの裏へ抜け出した田口がループシュートを決め勝負あり。福山シティFCが3-0で勝利を収め、J3王者・ブラウブリッツ秋田が待つ準々決勝へ駒を進めた。
 
 5回戦のもう1試合は、Honda FCと筑波大が激突した。先手を取ったのは筑波大だった。4回戦をアディショナルタイムの同点弾で追いつき、延長戦のゴールで高知ユナイテッドSCを3-2で下した勢いそのままに、立ち上がりのピンチをGK櫻庭立樹のファインセーブで凌ぐと、22分に敵陣深くでのボール奪取から、最後は走り込んだ瀬良俊太がニアサイドを破る強烈なシュートを決め先制に成功する。

 一方のHondaも反撃。64分に石田和希のゴールで同点とすると、アディショナルタイムに決勝弾が生まれる。交代出場のMF佐々木俊輝がペナルティエリア内右で受けると、冷静に相手DFをかわしてシュートを放ちネットを揺らす。佐々木の逆転弾でゲームをひっくり返した。その後も筑波大の反撃を凌ぎ切り2-1で逆転勝ち。12月23日に行なわれる準々決勝でJ2王者の徳島ヴォルティスと対戦する。

 天皇杯5回戦の結果と今後の予定は以下の通り。

福井ユナイテッドFC0-3福山シティFC
Honda FC2-1筑波大

準々決勝:12月23日
秋田 vs 福山シティFC
徳島 vs Honda FC

準決勝:12月27日
川崎 vs (秋田×福山シティFC)の勝者
G大阪 vs (徳島×Honda FC)の勝者

決勝:2021年1月1日

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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