アルゼンチンのスーパースターが"王様"に肩を並べた。

　現地時間12月19日に開催されたラ・リーガ第14節で、バルセロナはロナルド・クーマン監督の古巣でもあるバレンシアとホームで対戦し、２-２で引き分けた。この試合で節目のゴールが生まれている。

　０-１でリードを許し迎えた前半アディショナルタイムだった。アントワーヌ・グリエーズマンがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。キッカーを務めたリオネル・メッシのシュートはGKハウメ・ドメネクにセーブされたものの、そのこぼれ球を拾ったジョルディ・アルバのクロスが敵に当たったところを10番がヘッドで押し込み、ゴールネットを揺らした。

　これでメッシは在籍17年、748試合目にしてバルサ通算643ゴールを達成。ブラジル代表のレジェンド、ペレ氏がサントスでマークした同一クラブでの最多得点記録に並んだのだ。
 

　これには現在80歳となったペレ氏も"後輩"を祝福。自身のインスタグラムを通じ、以下のように労いのメッセージを寄せている。

「歴史的な記録達成おめでとう、リオネル。そして何よりも、バルセロナでの輝かしいキャリアを祝福するよ。我々のように長い間同じクラブを愛し続けるというストーリーは、残念ながら、サッカー界ではますます稀なものになっていくだろう。とても尊敬するよ」

　なお、メッシは代表での通算ゴールでもレジェンド越えに近付いている。アルゼンチン代表のエースはここまで71ゴールを記録しており、ペレ氏が持つ南米記録の77ゴールまで残り「６」となっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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