横浜FCが3発で宿敵マリノスを撃破! ベルギー移籍の19歳・斉藤光毅は1アシスト締め「日本の顔になる!」

2020年12月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

カズから花束を贈られる

カズから花束を贈られた斉藤光。「日本の顔になるような選手になりたい」と挨拶した。写真:徳原隆元

 19歳の若武者が国内でのラストゲームを勝利で飾った。

 J1リーグは12月19日、各地で最終節の9試合を開催。ニッパツ三ツ沢球戯場では、横浜FC対横浜F・マリノスの「横浜ダービー」が行なわれ、横浜FCが前回敗戦のリベンジを果たし、3対1で勝利を収めた。

 試合は序盤から動いた。開始9分、右サイドへ侵入した斉藤光毅が中央へグラウンダーのクロスを入れると、これを志知孝明がダイレクトで叩き込み、ネットを揺らす。この試合を最後にベルギー2部のロンメルに移籍する斉藤光のアシストから横浜FCが先制する。

 横浜FCはさらに15分にもCKから田代真一が追加点。22分にオナイウ阿道に1点を返されるも、73分には途中出場の瀬沼優司がCKからヘディングシュートを叩き込み横浜FMを突き放した。横浜FCは、このまま2点リードを守り切って快勝。ホーム最終戦で、前回のリベンジを達成している。

 試合後にはホーム最終戦のセレモニーの前に、移籍する斉藤光がファン・サポーターに向けて挨拶。ユース時代から約8年間にわたって過ごしたクラブでの日々について、斉藤光は「嬉しいことや苦しいこともあったが、今振り返ると、嬉しいことや楽しいことのほうが頭の中で鮮明に残っている」と回顧。さらに「自分が海外で活躍し、世界各国にこの横浜FCという名前を広めることが一番の感謝の伝え方だと思うし恩返しになる。そういった期待や応援を背負って自分は世界で戦いたい」と続けた。

 さらに世界での飛躍を誓う斉藤は、「これからは元横浜FCの選手として、日本の顔になるようなサッカー選手になっていきたい」と決意を述べた。挨拶の後には、日本サッカーのレジェンドである大先輩のカズから花束を受け取り笑顔を見せた。若武者の今後の成長に期待が懸かる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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