「新指揮官は復縁を望んだが…」監督交代のサラゴサに香川真司の復帰はあるのか。 現地メディアの見解は?

2020年12月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

香川を事実上の戦力外としたSDは解任に

無所属となった香川はスペインで自主トレーニングを続けている。(C)Getty Images

 10月にスペイン2部サラゴサとの契約を解除し、現在は無所属の香川真司について、スペイン・メディア『El desmarque』は「復帰が望まれていた」と伝えている。

 契約解除以降も、香川はサラゴサに留まり、市内の公共施設など使用しながら、トレーニングを続けている。

 一方のサラゴサは、成績不振のためにルベン・バラハ監督を解任し、香川を事実上の戦力外としたラロ・アランテギSDも更迭。後任には、指揮官にファン・イグナシオ・マルティネス、SDにはミゲル・トレシージャを招聘した。

 記事によれば、その就任の際にマルティネス監督はフロントに「香川の復帰は可能か?」と問いかけたという。
 
「降格圏に陥ったチームを救い、昇格を目指すという難題を与えられたファン・イグナシオ・マルティネス監督は、冬の移籍市場で複数の補強を望んでいる。そしてそのうちのひとつが、香川真司のサラゴサ復帰という叶わぬ夢だ。

 彼はサラゴサに到着した際、香川との復縁の可能性を訪ねた。だが、復帰は不可能だ。スペイン・サッカー連盟(RFEF)の規定の通り、EU圏外枠の問題がある」

 さらに、EU圏外枠が空いた場合でも、RFEFの規定では「一度ライセンスがキャンセルされたプレーヤーは、同じシーズン中に同じクラブで再び取得することができない」とされているため、復帰は不可能だとしている。

 これまでに、31歳の日本人アタッカーには、リーガ2部のクラブやプレミアリーグのニューカッスル、セリエAのサンプドリア、中東、アメリカなどのクラブから関心が報じられている。

 冬の移籍市場で、注目の新天地は決まるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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