「感謝の気持ちでいっぱい」長崎の元日本代表DF徳永悠平が37歳で現役引退を発表。2度の五輪出場も経験

2020年12月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

国見高では選手権2連覇&高校3冠も達成

故郷のクラブで引退を決めた徳永。(C)SOCCER DIGEST

 V・ファーレン長崎は12月18日、所属するDF徳永悠平のシーズン終了後の引退を発表した。

 長崎県出身の徳永は、地元の名門・国見高へ進学し、2年生時にインターハイ・国体・全国高校選手権の三冠を達成。3年生時には選手権の連覇も成し遂げた。その後、早稲田大に進むと在学時から特別指定を受けてFC東京でプレーし、2006年に正式にプロ契約し、17年に長崎へ移籍するまで15年に渡って活躍した。3年目となった長崎では今季ここまで10試合に出場し1得点。キャリア通算では公式戦568試合で・10ゴールを記録している。

 また、各年代の日本代表にも選出され、2004年のアテネオリンピック、オーバーエイジで参加した2012年のロンドンオリンピックにも出場。A代表では2009年から2013年まで、国際Aマッチ9試合に出場していた。
 
 現在37歳の徳永は、クラブを通して以下のようにコメントを発表した。

「今シーズンをもって現役を引退することとなりました。まずは、私が長崎に在籍した3シーズン、良い結果が残せなかったことを申し訳なく思っています。しかし、キャリアの最後に地元長崎でプレーできたこと、最後まで昇格争いができたこと、長崎で引退できることをすごく幸せに感じています。V・ファーレン長崎が、来シーズンこそJ1に昇格することを祈っています。さらに、今後アジア・世界の舞台でV・ファーレン長崎が活躍することを、一人のサポーターとして楽しみにしています。

 そして、FC東京でプレーさせてもらった15年間も、私の中では、貴重な経験です。FC東京でキャリアをスタートでき、タイトルを獲得できたことは、今でも心に残っています。今後、悲願のJリーグ制覇を願っています。最後に、これまでお世話になった監督・コーチングスタッフ・チームメイト・スポンサー様・サポーターの皆さんをはじめとする皆さんへ感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!」

 今季最終節のJ2リーグ第42節・ツエーゲン金沢戦終了後のファン感謝デーで、引退の挨拶を行なう予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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