C・ロナウドはライバルに票を投じるも、メッシは…FIFA最優秀選手の投票結果が明らかに!吉田麻也が3位に推した元同僚は?

2020年12月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

森保監督や西野監督が票を入れたのが…

C・ロナウドとメッシは誰に投票したのか?(C)Getty Images

 12月17日にFIFA年間最優秀選手賞が発表され、バイエルンのロベルト・レバンドフスキが受賞した。

 昨シーズンに、ブンデスリーガ、DFBカップ、チャンピオンズ・リーグ(CL)の3冠を達成したバイエルンのエースは、最終候補に残ったユベントスのクリスチアーノ・ロナウド、バルセロナのリオネル・メッシとのレースを制し、うれしい初の受賞だ。

 ただもちろん、投票権を持つ各国代表チームの主将と監督、記者の全員が、レバンドフスキを推したわけではない。FIFAはそれぞれの投票の内訳を公表している。それらを見るのは興味深い。

 例えば、日本代表の主将・吉田麻也と森保一監督は、それぞれ1位にレバンドフスキを選んでいる。吉田は2位にチアゴ・アルカンタラ、3位にサウサンプトン時代の同僚サディオ・マネを選択。森保監督は、2位にモハメド・サラー、3位にフィルジル・ファン・ダイクをチョイスした。

 もっとも注目なのは、やはりポルトガル代表主将とアルゼンチン代表主将として投票権を持つC・ロナウドとメッシだろう。

 C・ロナウドは、受賞したレバンドフスキに1位票を投じた。そして、2位に"最大のライバル"であるメッシを選んでいるのだ。3位票はキリアン・エムバペに入れている。

【動画】久々の直接対決の後に抱擁を交わすメッシとC・ロナウドはこちら!
 一方で、メッシは3票いずれもC・ロナウドに投じなかった。1位にはネイマール、2位にエムバペと、パリ・サンジェルマンのコンビを選択。3位票をレバンドフスキに入れている。

 両国の代表監督はどうだろうか。ポルトガル代表のフェルナンド・サントス監督は、やはり1位にC・ロナウドを選んだ(2位がレバンドフスキ、3位ネイマール)。だが、アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督は、1位票をマネに投じている。メッシには2位票だった(3位ネイマール)。

 いずれにしても、チームメートや縁のある選手を選びやすいのは確かだろう。

 ブラジル代表主将のチアゴ・シウバは、1位にネイマールを選んでいる(2位エムバペ、3位レバンドフスキ)。ドイツ代表主将のマヌエル・ノイアーは、バイエルンの同僚であるレバンドフスキを1位、元チームメートのチアゴ・アルカンタラを3位に選んだ(2位ケビン・デ・ブルイネ)。

 オランダ代表主将のファン・ダイクは、1位マネ、2位サラー、3位チアゴ・アルカンタラとすべてチームメートを選択。イタリア代表主将のジョルジョ・キエッリーニも、C・ロナウドに1位票を入れている(2位レバンドフスキ、3位セルヒオ・ラモス)。

 一方で、クロアチア代表主将のルカ・モドリッチは、レバンドフスキを1位に選び、2位にチームメートのS・ラモスをチョイス(3位サラー)。ウェールズ代表のガレス・ベイルは、レバンドフスキ、チアゴ・アルカンタラ、マネの順だった。レアル・マドリーの選手が含まれていないのは、偶然だろうか。

 ちなみに、韓国代表主将のソン・フンミンは、1位レバンドフスキ、2位メッシ、3位C・ロナウドと、最終候補の3人に票を投じている。

 監督でも、フランス代表のディディエ・デシャンは、1位にエムバペを選択(2位C・ロナウド、3位デ・ブルイネ)。スペイン代表のルイス・エンリケは、バルセロナ時代の教え子メッシに1位票を入れ、2位にチアゴ・アルカンタラ、3位にS・ラモスと同胞を選んだ。

 そのほか、モロッコ代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、1位レバンドフスキ、2位マネ、3位サラーというチョイス。シンガポール代表の吉田達磨監督は、1位レバンドフスキ、2位サラー、3位チアゴ・アルカンタラだった。タイ代表の西野朗監督は、1位レバンドフスキ、2位メッシ、3位チアゴ・アルカンタラとしている。

 賞レースで万人が納得することはないが、それぞれの票の入れ方は、ファンの新たな議論を呼びそうだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

次ページ【動画】久々の直接対決の後に抱擁を交わすメッシとC・ロナウドはこちら!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事