「本当に引退するの?」「イブラだ」ザスパクサツFW林陵平のゴール&セレブレーションが大反響!

2020年12月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「やり切りました。後悔はないです」と語る。

12月16日のファジアーノ岡山戦で得点し、イブラヒモビッチのゴールセレブレーションをするザスパクサツの林。(C)J.LEAGUE

 現役引退を間近に控えたストライカーが、ホーム最終戦で輝きを放った。
 
 ザスパクサツ群馬のFW林陵平は、12月16日のファジアーノ岡山戦(J2リーグ41節)で61分から途中出場。そして、86分だった。ペナルティーエリア手前でボールをもらった大型FWは、一旦は大前元紀に渡して自らはゴール前へ。そのままスルーパスを引き出してワンフェイク入れて敵を翻弄し、右足でボールを浮かせてゴールネットを揺らした。
 
 現役Jリーガーながら『ワールドサッカーダイジェスト』や『フットボリスタWEB』で連載を持つ「Jリーグ随一の海外サッカーマニア」で、海外プレーヤーのゴールセレブレーションをこれまで何度も披露してきた林。この日は最も敬愛するミランのFWズラタン・イブラヒモビッチをモチーフに、両手を大きく広げてゴールを祝った。
 
 現在34歳の林は、11月19日に今季限りでの現役引退を発表。3月に東京ヴェルディからザスパクサツ群馬に期限付き移籍した今季は、怪我で出遅れた関係もあって結果を出せない苦しい日々が続いていた。
 
 しかし、11月29日の町田ゼルビア戦でPKから今季初ゴールを挙げると、12月6日の栃木FC戦と12月13日のアルビレックス新潟戦では2試合連続でアシストを記録し、そして日のファジアーノ岡山戦では再びゴール。直近5試合で計2ゴール・2アシストという、引退間際の選手とは思えない大活躍だ。
 
 試合後、本人がツイッターでゴールシーン動画とともに「ホーム最終戦!ゴールセレブレーションは俺の愛するFWズラタン・イブラヒモビッチです!!」と綴ると、返信欄をはじめ大きな反響が届いた。
 
「すべてパーフェクト!最高!」
「素晴らしい!」
「正田スタジアムでのゴール!! 待っていました。信じていました」
「持ってる漢の素晴らしいゴール」
「感動をありがとうございました」
「GKに当てずにあえて浮かせるシュート技術上手過ぎます」
「カッコいい。神となりましたね!!」
「本当に引退するの?」 
「ザスパが勝った事より、林選手がゴールを決めた事の方が嬉しかった」
「イブラだ!」
 
 たしかに引退が惜しまれるような最近の活躍ぶりだが、試合後の引退セレモニーで林はこう語った。
 
「今シーズンをもちまして引退します。大学を卒業してから12年間、自分の持てる全てを出し切りましたし、やり切りました。後悔はないです。町田戦でゴールを決めた時、自分のことのように喜んでくれたチームメイトを見て、最後にこのクラブを選んで良かったと心から思いました。自分に関わってくれた全ての人達に感謝を申し上げます。次の京都戦(12月20日)が現役生活で最後の試合となります。その試合に出場できれば、Jリーグ通算300試合です。あとここは考えてなかったですが、今日ゴールを決めて持ってる男だなと感じちゃいました(笑)。本当にありがとうございました」
 
 現役最後のゲームとなる京都サンガ戦はもちろん注目。さらに、12月11日にはツイッターで自身初の著書『Jリーガーが海外サッカーの「ヤバイ話」を教えます』の発売(21年1月15日リリース/飛鳥新社刊)を発表しており、引退後も林はその豊富な知識と経験を活かしてサッカー界で大いに活躍してくれそうだ。

【動画】林陵平の岡山戦ゴール&セレブレーションはこちら!
 
構成●サッカーダイジェストWEB編集部
 

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