「最高のチームが負けた」「我々は完璧だった」プレミア大一番後にクロップとモウリーニョが交わした会話とは?

2020年12月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

90分に決した大一番

互いに勝気な指揮官であるクロップ(左)とモウリーニョ(右)が試合後に交わした言葉とは? (C) Getty Images

 現地時間12月16日に行なわれたプレミアリーグ第13節で、本拠地アンフィールドにトッテナム・ホットスパーを迎えたリバプールは2-1で競り勝った。

 26分にモハメド・サラーのゴールで先制したリバプールだったが、7分後にトッテナムが繰り出した電光石火のカウンターからソン・フンミンに同点弾を献上。その後は攻めるホームチームの猛攻を、自陣に引いて守るアウェーチームが耐えるという攻防戦が続いた。

 しかし、1-1で迎えたゲーム終盤にドラマが待っていた。90分、アンドリュー・ロバートソンが蹴り込んだ左CKに、相手DFのマークを外したロベルト・フィルミーノがヘディングシュート。これが、この日、いくつものシュートを阻まれてきた名手ロリスの牙城を崩して勝ち越したのだった。

 同勝点で首位に並んでいた両雄の大一番に決着がついた直後だった。両チームの指揮官であるユルゲン・クロップとジョゼ・モウリーニョがタッチライン際で熱っぽく話し込む姿が、中継カメラに映し出されたのだ。

 好ゲームを終えたばかりの両指揮官は何を語り合っていたのか。トッテナムを率いるモウリーニョは、中継を担っていた『Amazon』のフラッシュインタビューで次のように明かしている。
 
「私はクロップに『最高のチームが負けた』とハッキリと言ったんだ。だけど、彼は納得してくれなくて、それに同意はしてくれなかった。私が思うに、今日のリバプールは勝利に値するチームには見えなかった。彼らはプレミアリーグのチャンピオンであり、かつてのヨーロッパ、いやワールドチャンピオンだけどね」

 かたやクロップは、「勝点3の獲得は当然だった」と語り、「最高のチームが負けた」と話した敵将にメッセージを言い残している。

「確かにジョゼからは良いチームが負けたと私に言ったね。ただ、それ以上の深刻な話はないし、議論もないよ。カウンター攻撃のモンスターを相手に良い試合ができたと思っている。トッテナムはゴールシーン以外に2つのチャンスがあったが、それを除けば、我々はゲームを完璧にコントロールしていた。勝点3を獲得したのは本当に当然のことで、結果にも満足している」

 何はともあれ、トッテナムを破り、単独首位に浮上したリバプール。2日後のランチタイムにクリスタル・パレス戦が控えているが、彼らは大一番を制した勢いで過密日程も乗り切ってしまうだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】プレミアリーグの大一番! リバプール対トッテナムのハイライトはこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事