「来年こそはサッカーやらせて笑」戦線離脱の安部裕葵が心境を吐露。元鹿島の先輩にはクレームも?

2020年12月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

今年はほぼサッカーのできない生活を送っている

三度の離脱を余儀なくされた安部。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

 バルセロナBに所属する安部裕葵は、現地時間12月13日に行なわれたスペイン・セグンダB(実質3部)第9節のエスパニョールB戦に74分に途中出場。しかし、3分後にピッチに倒れ込み、スタッフに支えられながらピッチを去っていた。

 2019年の夏に鹿島アントラーズからバルセロナに加入した安部は、2月に右足の大腿二頭筋断裂で長期離脱を余儀なくされた。新型コロナウイルスの影響などでリーグ戦が休止となるなか、地道に日本でリハビリを続け、8月にはスペイン入り。しかしコロナ感染が判明して自主隔離となり、11月には一度復帰したものの、同じ箇所の負傷で再離脱。12月に入ってようやくスカッド入りし、13日の試合は満を持しての復帰となるはずだった。
 
 バルセロナの公式発表では、大腿二頭筋の損傷とされ、現地メディアは約2か月の離脱と報じている。
 
 そんななか、安部本人は自身のSNSを通じ、ファンにこのように発信した。

「落ち込む予定でしたが、周りの方々が沢山笑わせてくるので、落ち込めませんでした笑」
「皆ありがとう」

 感謝のメッセージを発信した一方で、元鹿島の同僚にはクレームも。「でも、2人は連絡してこないでください。少しは心配しろ」と怒りの顔文字を添えて、鈴木優磨(シント=トロイデン)と安西幸輝(ポルティモネンセ)を名指ししたうえで、最後に「来年こそはサッカーやらせて笑」と本音もこぼしている。

 この声に、同僚や仲間たち、ファンから続々とエールも送られた。レアル・マドリーの下部組織に所属する中井卓大からは力文字の絵文字が。同じ東京五輪世代の菅原由勢(AZ)は「エイペックスしよーよー」と誘いをかけ、安部は「えーて」と応じている。

 1年を公式戦にほぼ出場することなく終えようとしている21歳。1月には22歳となる若武者が、元気にピッチに戻って来る日を心待ちにしたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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