リバプールがフィルミーノの劇的弾で“大一番”を制して単独首位浮上! トッテナムはソン・フンミンの電光石火弾も…

2020年12月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

随所で互いの良さを出し合った攻防戦

フィルミーノの勝ち越し弾でリバプールはトッテナムとの攻防を制した。 (C) Getty Images

 現地時間12月16日に開催されたプレミアリーグ第13節で、南野拓実が所属するリバプールは、本拠地アンフィールドでトッテナム・ホットスパーと対戦した。

 プレミアリーグでは65試合無敗を維持するリバプールの本拠地にトッテナムが乗り込んだ注目の首位攻防戦。序盤から戦前の下馬評通りに、攻めるホームチームと守るアウェーチームという構図で進むなか、前者が均衡を破る。

 26分、敵エリア内に侵入したジョーンズを食い止めたオーリエのブロックした後にこぼれたルーズボールをサラーが左足一閃。これがトッテナムのCBアルデルバイレルドの足に当たってゴールへと吸い込まれた。

 先手を取られ、劣勢に回ったトッテナムだが、この試合で初のシュートを結果に結びつける。失点から7分後だった。相手FWマネの決定機を阻止した直後のカウンターからボールを持ちだしたロ・チェルソのスルーパスを前線に供給。これに反応したソン・フンミンが相手守護神アリソンとの1対1を制した。

 韓国代表FWのシーズン11ゴール目でトッテナムがタイスコアに引き戻した一戦は、再びリバプールが守勢に回った相手を攻めるというワンサイドゲームへと戻る。だが、アウェーチームの守護神ロリスのファインセーブもあり、1-1で前半は終了した。

 迎えた後半、立ち上がりは両軍ともに局面で激しい肉弾戦を演じ合いながらの睨み合いが続いた。
 それでも時間の経過とともに試合は前半と同様の展開となる。徐々に重心の下がっていった相手を押し込んだリバプールは、56分にサラーの果敢なミドルシュートで相手ゴールを脅かしたが、ここもトッテナムの守護神ロリスのファインセーブに防がれる。

 一方のトッテナムもやられてばかりではない。62分にはソン・フンミンがヘディングで流したボールに反応し、フリーで抜け出したベルフバインが相手GKとの1対1の絶好機を迎えるも、狙いすましたシュートは右ポストに直撃した。

 75分にウイングのベルフバインを下げ、左SBのレギロンを投入したトッテナムがピッチ上の10人を自陣深くに下げるようになってからは、リバプールが完全なワンサイドゲームを展開。しかし、ホームチームはエリア内に8人を並べる相手の堅牢を崩せなかった。

 しかし、ゲーム終盤にドラマが待っていた。88分、ロバートソンの蹴った右CKをフィルミーノがドンピシャヘッドで合わせて勝ち越し弾を奪ったのだ。

 結局、これが決勝弾となって試合は2-1で終了。接戦をモノにしたリバプールは、本拠地での無敗記録を「66」に伸ばすとともに、単独首位に浮上した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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