<2020ベストヒット!>「信じられない経験をした」F・トーレスが日本時代を回想!「だから1年しか滞在しなかった…」

2020年12月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「プライバシーと人々のリスペクトのおかげで…」

昨年8月に現役を退いたF・トーレスが明かした日本への想いとは。 (C) SOCCER DIGEST

 2020年の名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、2018年の5月にサガン鳥栖に電撃入団を果たした元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが明かした"本音"に迫る。昨年8月に鳥栖で現役を引退した男が明かした日本への想いとは――。

記事初掲載:2020年9月16日

――◆―――◆――

 昨年8月にサガン鳥栖で現役を引退したフェルナンド・トーレスのドキュメンタリー「Fernando Torres:The Last Symbol」が、「Amazonプライム」で9月18日より配信される。

 これまでのキャリアを振り返るこの作品の公開に先立ち、スペイン紙『As』は、その内容の一部を伝えている。

 カンテラ(下部組織)から在籍し、最も長いキャリアを送ったアトレティコ・マドリー時代や、全盛期だったリバプール時代、そしてもちろん、現役生活の最後を送った日本での時間についても振り返っている。

「わたしたち家族は何か違うものを探していた」と、異国の地にやってきたF・トーレスは、「プライバシーと人々のリスペクトのおかげで、信じられないほど豊かな個人的な経験になった」と日本での生活を回想した。
 
「ショッピングセンターに行ったり、通りを歩いたり、自転車に静かに乗ったりできた。ここ(スペイン)ではできない」

 そして、Jリーグでのプレーについては、「トップレベルではない相手に、どのようにプレーしていいかわからなかった」「そうしたサッカーをする準備ができていなかった」と吐露。「だから1年しか滞在しなかった」と続けている。

 現在36歳の元スペイン代表FWは、「わたしが(日本で)していたのは、サッカーというより、立ち向かうことだった」としつつも、最後にこう話している。

「それでも、素晴らしい1年だった」

 わずか1年ではあったが、F・トーレスが見せたプロフェッショナルな姿を、日本のファンは忘れないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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