湘南MF鈴木冬一がスイス・ローザンヌへの完全移籍を発表!「前監督の曺貴裁さんには…」

2020年12月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

C大阪の下部組織、長崎総科大附高を経て湘南へ

今季はJ1初ゴールも記録している鈴木。写真:滝川敏之

 湘南ベルマーレは12月14日、MF鈴木冬一のスイス1部リーグ、ローザンヌ・スポルトへの移籍を発表した。メディカルチェック後に正式契約を結び完全移籍となる見込み。なお、ホーム最終戦となる16日、大分戦後のセレモニーでサポーターへの挨拶を行なう予定だ。

 鈴木は、大阪府出身の20歳。セレッソ大阪の下部組織で育ちで、2017年の高校2年生時にはトップチームへ2種登録され、C大阪U-23としてJ3リーグにも出場していた。しかしその後、名将・小嶺忠敏監督の長崎総科大附高へ転入し、18年度の冬の選手権に出場。各年代の日本代表に選出される逸材は、19年に湘南へ加入した。

 高卒ルーキーながら昨季はルヴァンカップで継続的にスタメン起用され、リーグ戦でも22試合に出場。今季はここまで14試合に出場しJ1初ゴールも記録していた。
 
 クラブを通して鈴木は以下のようにこれまでの感謝を表した。

「僕をプロサッカー選手としてチームの一員に受け入れていただいた湘南ベルマーレに感謝の気持ちを伝えたいと思います。

 去年は多くのことを経験し、多くのことを学ぶことができた一年になりました。その中でも前監督の曺貴裁さんには、僕自身が成長するにあたってたくさんのことを学ばせていただきました。

 今年はコロナウイルスの影響で世界中が大変な事態となりましたが、今こうしてサッカーができている喜び、有難みを日々感じております。そして、僕自身の活躍を皆さんにお見せできるように邁進していくと同時に、今後の湘南ベルマーレの健闘を祈っています。2年間、ありがとうございました!」

 鈴木が移籍するスイスのローザンヌは1部リーグを7回、カップ戦を9回制覇している古豪だ。しかし、近年では昇降格が続いている。今季は3シーズンぶりに1部に復帰、12月14日現在は10チーム中8位に付けている。

 東京五輪世代の有望株は新天地でどんな働きを見せられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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