“湘南産”の齊藤未月がロシアのルビン・カザンへ期限付き移籍を発表!「活躍できなければ意味がない」

2020年12月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

移籍期間は2021年1月1日から22年6月30日まで

念願の海外移籍を実現させた齊藤未月。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 湘南ベルマーレは12月14日、クラブの公式ホームページでMF齊藤未月がロシア1部、FCルビン・カザンへ期限付き移籍することを発表した。移籍期間は2021年1月1日から2022年6月30日までとなる。

 湘南の下部組織出身21歳の齊藤は、2016年に当時高校3年生でプロ契約を結びトップチームへ昇格。今季もチーム最多タイとなる31試合に出場し、11月度の月間ベストゴールに選ばれた50メートルのロングシュートを決めるなどここまで2ゴールを記録している。

 年代別代表にも選出され、昨年はU-20ワールドカップで日本代表のキャプテンを務め、1月のU-23アジア選手権にも出場。東京五輪での活躍も期待される。
 
 そんな齊藤はクラブを通して以下のように移籍への想いをコメントした。

「これから先の自分の目標のために、この移籍はとても重要だと感じているので、ようやく海外移籍が実現したということを嬉しく思っています。ここからまた新たなスタートとなりますし、活躍できなければ意味がないので精一杯頑張っていきたいと思います。

 僕自身のプレースタイルや性格などは、全て湘南ベルマーレで生まれたものなので、これからもその自分らしさを出すだけだと思っています。ロシアでも、世界のどこでも、日本代表に選ばれたとしても、僕が湘南産であることはずっと変わらないので、どこにいっても"湘南生まれの齊藤未月"ということに責任をもってプレーしたいと思います。

 ロシアに行くと、DAZNなどで試合中継もないのでプレーしている姿をなかなか見てもらえませんが、積極的にSNSなどを使ってしっかりやっていることを発信していけたらと思います。そして、サポーターの皆さんには感謝の気持ちしかありません。僕ももともと湘南のサポーターでしたし、そこから湘南の選手になり、多くのサポーターの皆さんに応援してもらうようになりました。本当にいろいろなことを教わってきましたし、湘南ベルマーレというクラブに関わっているすべての人が第二の家族のような存在です。

 ずっと気にかけてもらってきましたし、これからどんなことがあっても僕もいつも気にかけています。サポーターの皆さんのためにも自分のためにも、関わってくれているすべての方のために、感謝の気持ちを持ってプレーしたいと思います。どこへ行っても自分らしくプレーします。本当にありがとうございました。」

 今季の湘南は残り2試合。12月16日(水)第33節・大分トリニータ戦後に行なわれるホーム最終戦セレモニー内で、齊藤からサポーターへの挨拶が実施されるという。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

次ページ【動画】「圧巻のゴール!」齊藤未月が選出された11月の月間ベストゴール!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事