現地時間12月13日のラ・リーガ第13節で、久保建英が所属するビジャレアルが、ベティスとアウェーで対戦した。

　CFのパコ・アルカセルとバッカ、左サイドのMFモイ・ゴメスとアタッカー陣に故障者が相次ぐなか、久保がリーガでは６節のカディス戦以来６試合ぶりとなる今シーズン２度目のスタメンに名を連ね、４－４－２の右サイドハーフに入った。

　リーガでは３試合連続ドローながら、公式戦14戦無敗のビジャレアルは、この試合も幸先よく先制する。５分、パレホのCKにCBパウ・トーレスがヘッドで合わせてネットを揺らした。

　21分にも自陣から素早くゴールを繋いでチャンスを構築。ジェラール・モレーノのクロスにニーニョが飛び込むんだが、触るのがやっとだった。

　23分、クロスにダイレクトで合わせたルイバルのシュートでピンチを招くも、GKアセンホが好セーブで防ぐと、その３分後に久保にチャンスが訪れる。左SBエストゥピニャンのグラウンダーのクロスに合わせるも味方と重なったこともあり、ミートできなかった。

　その後、40分にMFイボーラ→コクラン、41分にエストゥピニャン→ペドラサと、負傷で立て続けに交代枠を使うアクシデントがあったものの、このまま１－０で折り返す。

　ハーフタイムにニーニョに替えてピノを投入したアウェーチームは51分、敵のFKをクリアしたボールをルイバルに叩き込まれ、同点に追いつかれる。

　すると58分、まさかの事態が発生する。前半終了間際に入ったばかりのコクランが負傷でハウメ・コスタとチェンジ。これが最後の交代機会になってしまうため、久保もここでチュクウェゼと代えられてしまう。

　後半に入り、ヒールパスでチャンスを作り出すなど、動きが良くなっていただけに、久保本人はもちろんエメリ監督にとっても想定外の早期交代となってしまった。

　試合はこのまま１－１のドローで終了。ビジャレアルは無敗記録を「15」に伸ばしたものの、４戦連続の引き分けで、またしても勝点３を奪うことができなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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