【J1】名古屋、C大阪が無得点ドロー…2位ガンバに詰め寄れず。鹿島がACL出場権争いに望みを残す快勝劇

2020年12月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

名古屋は瑞穂の改修前ラストゲームを勝利で飾れず

鹿島の上田が力強い突破を見せる。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは12月12日、各地で7試合を開催。3位の名古屋グランパス、4位のセレッソ大阪はともに引き分け、順位に変動はなかった。

 名古屋はパロマ瑞穂スタジアムで横浜FCと対戦。この試合を最後に"聖地"とされてきた同スタジアムが6年間の改修に入るため、ACL出場権争いも絡む名古屋にとっては是が非でも勝ちたい一戦となったが、最後まで決め手を欠きスコアレスドローで決着。終盤にはPK判定の取り消しやガブリエル・シャビエルの退場などもあり、後味の悪い内容となった。これで残り1試合となった名古屋は勝点を60とし、同2試合の2位ガンバ大阪とは2ポイント差。ACL出場権を懸けて最終戦に臨むこととなった。

 一方4位のC大阪は、ホームで柏レイソルと対戦。こちらも両者チャンスを生かしきれず無得点での決着に。2試合を残すC大阪は勝点を59としており、16日の33節・サガン鳥栖戦で勝利すれば、G大阪の結果次第で2位浮上の可能性も出てくる。

 5位の鹿島アントラーズは、ホームで清水エスパルスと対戦し、上田綺世の2ゴールで2-0と快勝。上田は今季通算10ゴール目となった。残り1試合の鹿島は勝点を58とし、ACL出場権獲得に望みを残した。

 そのほか、リーグ優勝を決めている川崎フロンターレは、サガン鳥栖と1-1の引き分け。ACL帰りのFC東京は、大卒ルーキー中村帆高のプロ初ゴールで1-0でサンフレッチェ広島を相手に勝利を収めた。また、大分トリニータ対北海道コンサドーレ札幌は1-1、浦和レッズ対湘南ベルマーレは0-0でそれぞれ引き分けに終わった。

 12日の結果は以下の通り。
31節
FC東京1-0広島

32節
名古屋0-0横浜FC
C大阪0-0柏
鳥栖1-1川崎
大分1-1札幌
鹿島2-0清水
浦和0-0湘南

構成●サッカーダイジェストWeb編集部 
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