【天皇杯】Jクラブへの挑戦権を手にするのは? 12月13日に開催の4回戦の見どころをチェック!

2020年12月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

リーグ戦優勝を決めたJ1川崎とJ3秋田の参戦も決定

今季のJFL王者ヴェルスパ大分。リーグ戦での好成績を天皇杯にも持ち込めるか。(C)JFA/PR

 第100回の節目の大会となる天皇杯は12月13日、各地で4回戦の4試合を開催する。

 4回戦で注目のカードは、Honda FCとヴェルスパ大分の一戦だ。Honda FCは、昨年度の天皇杯で北海道コンサドーレ札幌、浦和レッズとJ1勢を撃破して準々決勝に進出し、JFLでは4連覇中の絶対王者だった。しかしヴェルスパ大分がJFL参入9季目にして初優勝を果たし、5連覇を阻止。

 JFLの今季リーグ戦は新型コロナウイルスの影響で、大会方式が2回戦総当たりから1回戦総当たりに変更。11月7日の第27節(1~15節までは開催中止)で顔を合わせた両者は、アディショナルタイムに得たCKからDF村田勉がヘディングで得点を挙げ、1-0でヴェルスパ大分が勝利を収めた。4回戦唯一のJFL対決で、連覇を阻まれたHonda FCがリベンジに燃えている。

【動画】ヴェルスパ大分3回戦のハイライト、鹿屋体育大戦

 JFL対決の勝者と5回戦で対戦するのは、唯一の大学勢、筑波大とJFL所属の高知ユナイテッドSCの勝者だ。前者は3回戦でJFL11位(全16チーム中)の東京武蔵野シティFCとシーソーゲームの末、延長戦後半に勝ち越して勝利。今季昇格したJFLで14位の後者は、2、3回戦とともに1点差のゲームをモノにして勝ち上がり、どちらも粘り強く戦い駒を進めてきた。
 
 反対の山では、共に初の4回戦進出となるチーム同士が対戦。北信越リーグを全勝で制した福井ユナイテッドFCがその勢いを持ち込めるか。JFLで15位となったラインメール青森が迎え撃つ。

 もう一つのカードは初出場ながらここまで無失点で勝ち上がってきた福山シティFCと、12年連続出場中でJFL勢も下して名乗りを上げたアルテリーヴォ和歌山が相まみえる。今大会で快進撃を続ける両チームはどんな戦いを見せてくれるか。

 コロナ禍による変則的なレギュレーションで行なわれている今大会は、4回戦の勝者同士が激突する5回戦を経て、6回戦からJ3優勝のブラウブリッツ秋田、J2優勝チームが、準決勝からはJ1王者の川崎フロンターレとJ1の2位チームが参戦する。

 天皇杯4回戦の対戦カードは以下の通り

(1)福井ユナイテッドFC vs ラインメール青森(テクノポート福井スタジアム)
(2)福山シティFC vs アルテリーヴォ和歌山(広島広域公園第一球技場)
(3)ヴェルスパ大分 vs Honda FC(大分市営陸上競技場)
(4)筑波大学 vs 高知ユナイテッドSC(茨城県立カシマサッカースタジアム)

 5回戦は12月20日に、(1)と(2)の勝者、(3)と(4)の勝者が対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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