【ACL準々決勝】イニエスタがベンチスタートの神戸は先制を許すも、古橋の直接FK弾で1-1、相手に退場者も出て前半を折り返す

2020年12月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

上海上港戦で負傷交代となったイニエスタはベンチスタート

神戸は、12月4日の対戦から1週間足らずで水原三星との再戦となった。(C)VISSEL KOBE

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は12月10日、準々決勝の第2試合を開催。アルジャノブスタジアムでは、ヴィッセル神戸と水原三星(韓国)の一戦が日本時間23時にキックオフされ、先制を許した神戸は同点に追いつき1-1で前半を折り返した。

 初のACL出場でベスト8に残った神戸は、グループステージで同居し、12月4日にも対戦したばかりで、決勝トーナメント1回戦で横浜F・マリノスに3-2の逆転勝利で勝ち進んできた水原三星と再び顔を合わせた。

 前節から中2日の神戸は、決勝トーナメント1回戦の上海上港(中国)戦で足を痛め途中交代していたアンドレス・イニエスタはベンチスタート。4-3-3のシステムを採用し、GKに前川黛也、DFは右から山川哲史、菊池流帆、トーマス・フェルマーレン、酒井高徳、アンカーに山口蛍、インサイドハーフに安井拓也、郷家友太、3トップは右から西大伍、ドウグラス、古橋亨梧という並びとなった。

 試合は、7分に神戸が先制を許す。右サイドのクロスからニアサイドに飛び込んできた98番のFWパク・サンヒョクがヘディングシュート。これがゴール左のネットに突き刺さり、0-1とリードされてしまう。
 
 その後は、5バック気味に守る相手にボールを持たされる時間が続く。しかし、パスワークに次第に敵の対応が遅れ、29分にはドウグラスに対するファウルでDFミン・サンギに、31分にも郷家に対するファウルでパク・サンヒョクに、イエローカードが提示されるなど、神戸がペースを握り出す。

 すると34分、ドウグラスのポストプレーからペナルティエリア内に侵入した西大伍がDFに倒されホイッスル。主審は、一度はイエローカードが提示されPKスポットを指すものの、VARのオンフィールドレビューを行ない、西を倒したキム・テファンにレッドカードが出され、ペナルティエリア外からのFKに訂正された。

 そして、キッカーを務めた古橋が低い弾道でジャンプした壁の下を通す鋭いシュートを放ち、ゴール左のネットを揺らし1-1と同点に追いつく。

 さらに42分、ペナルティエリア手前正面で再びFKを獲得。これは得点に繋がらなかったものの、1-1で前半を折り返した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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