「恥、恥、恥だ」クラブ初の最下位でCL敗退のインテル、指揮官コンテに批判殺到!「試合を読めない、解任すべき」

2020年12月10日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

85%がコンテを「戦犯」に

ホームで勝てば突破できていただけに、コンテ監督には批判が集中している。 (C) Getty Images

 最終節で勝つことさえできれば、絶望的な状況から奇跡の決勝トーナメント進出を果たせた。だが、欧州16強に入ることができず、さらにはヨーロッパの舞台から完全に姿を消すこととなった。

 12月9日のチャンピオンズ・リーグ(CL)、グループステージ最終節で、インテルはシャフタールとホームで0-0と引き分け、大会からの敗退が決まった。

 開幕から4試合白星がなく、絶望的な状況だったインテルだが、前節でボルシアMGに勝利して望みをつないだ。ホームでシャフタールに勝ち、レアル・マドリーとボルシアMGが引き分けなければ、ベスト16に駒を進められることになったのだ。

 一部でマドリーとボルシアMGがドロー狙いの"手打ち"をしないか懸念の声があったが、終わってみれば、インテル自身がシャフタールに勝つことができず。しかも、グループ最下位でヨーロッパリーグ(EL)出場権も得られなかった。今季はもう、国内でトロフィーを目指すしかない。

 データサイト『Opta』によると、CLグループステージを最下位で終えたのは、インテルにとって初の出来事。当然、サポーターは怒り心頭だ。その矛先は、アントニオ・コンテ監督に向けられている。

【動画】インテルが屈辱の敗退!シャルタール戦のハイライトはこちら
 
インテル専門サイト『PASSIONE INTER』によれば、SNSではコンテに対する不満の声が相次いだ。

「恥、恥、恥だ」
「これより悪いことなんてない」
「コンテのCLアレルギーを再確認」
「年俸1200万ユーロ(約15億円)でサッスオーロと同じ目標を目指すのか」
「何か月も言っているが、コンテを解任すべき。試合を読めない、内容も結果も期待より下」
「ずっとマドリーとボルシアMGの手打ちの可能性が騒がれたが、最大の敵はインテル自身」

 コンテに怒るサポーターが多いのは、『Gazzetta dello Sport』紙電子版アンケートを見ても明らかだ。敗退責任を問うアンケートで、1万5000人を超えるユーザーのうち、約85%が「コンテ」と回答した。9%弱の「チーム」、7%弱の「陣容」と大きな差がついている。

昨シーズンはセリエAで王者ユベントスに1ポイント差の2位となり、ELで準優勝したインテル。今シーズンはさらなる飛躍が期待されたが、早くも目標のひとつを失うことになった。コンテとチームは、国内で挽回することができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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