「最高のクラッキ!」CLでハット達成のネイマール、サインボールを抱えて帰宅! “勝利の美酒”とともに楽しんだのは…

2020年12月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「楽しい水曜日の夜」とご満悦

第4審判の人種差別発言疑惑で試合が翌日にずれこんだPSGが、ネイマールの3発などで、危なげなく勝利を手にした。(C)Getty Images

 現地時間12月9日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ最終節で、パリ・サンジェルマンはトルコのバシャクシェヒルと対戦。5-1と大差で勝利を収め、グループ首位での決勝トーナメント進出を決めた。

 この試合は当初、前日の8日に開催されたが、13分に中断。第4審判を務めるルーマニア人のセバスティアン・コルテスクが、バシャクシェヒルのアシスタントコーチであるピエール・ウェボに対して差別的な発言をしたとされ、両チームの選手がロッカールームに引き上げた。そしてバシャクシェヒルが当日中の試合再開を拒否したことから、欧州サッカー連盟が試合の中断と、翌9日の再開を発表する事態となっていた。

 翌9日の試合では、ウォーミングアップで両チームの選手が「人種差別にノーを」という文字の入ったTシャツを着用。試合前には、総入れ替えされた審判団がピッチの上でひざをつき、中には拳を掲げる選手もみられ、改めて人種差別に反対するために団結する姿勢を示した。
 
 世界のフットボールファンも注目したこの試合で、勝利の立役者として躍動したのが、パリSGに所属するブラジル代表FWネイマールだ。まず21分に相手DFの股を抜く絶妙なドリブルから強烈なシュートで先制点を挙げると、38分、50分にもネットを揺らし、ハットトリックを達成。残りの2点は、キリアン・エムバペが決めている。

 英紙『Daily Mail』によれば、この3ゴールでネイマールはパリSGとしてのCL通算得点を20とした。前所属のバルセロナでも20得点を決めており、「28歳のアタッカーは、ふたつのクラブでCL通算20ゴールを達成した史上初のプレーヤーとなる」という。

 大記録を達成した当の本人は、どうやらこの日に使用したボールに自分とチームメイトのサインを入れ、上機嫌で帰宅したようだ。自身のSNSにサインボールと赤ワインがなみなみとつがれたグラス、そして大好きなゲームの画面が映ったパソコンのディスプレイを写した写真を投稿し、「楽しい水曜日の夜」と綴っている。

 これにファンからは、「最高のクラッキ!」、「チアーズ!」、「その一口は、今日の働きに十分に値するものだ」、「君の働きはチームを救った、メシアだ」など称賛の声が続々と寄せられている。

 パリSGは昨シーズン、CLの決勝で敗れ、ネイマールも涙を見せた。1年越しのリベンジに向け、まずはグループステージを順当に突破。決勝トーナメントに向けてエースの心も燃えていることだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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