2020年シーズン限りで現役引退する川崎フロンターレのMF中村憲剛が、12月10日発売の漫画誌『ビッグコミック』（小学館）で初めて表紙を飾った。
 
　1968年２月創刊のビッグコミックは、知性と品格と反骨の老舗大人向け漫画誌。毎号の表紙には話題の人物の似顔絵を掲載しており、中村のイラストは金子ナンペイ氏が担当した。編集部は次のように語る。
 
「実は中村選手を表紙に起用したのは川崎 フロンターレが快進撃を見せていて、そのシンボル的存在の選手というのが理由でした。引退が発表されたのは表紙が決まってからでしたので、編集部としても驚くとともに、プレーヤーとして表紙を飾っていただける最後のチャンスをものにできたことを喜んでおります」
 

　さらに中村本人も、編集部を通じてこうコメントしている。
 
「このたび、ビッグコミック様の表紙を飾らせていただくということで、まずは素直にびっくりしています。そして震えています（笑）。ビッグコミック様の表紙に掲載していただくことは、本当にすごいことだと若い頃から認識していますし、我が事ながら自分の18年間のキャリアがこの出来事によって昇華されたと、そのくらいのことだと思っています。何度も言いますが、とても嬉しいです。自分を選んでくれた編集部の方に感謝しています。皆さん、買うのはもちろんのこと、この表紙の写真を撮って、SNSで拡散してください（笑）。よろしくお願いします！」
 
　今回の表紙は「ビッグコミック」の文字も青黒というクラブカラー仕様になっており、中村にとってもフロンターレにとってもまさにメモリアルな一冊になりそうだ。

【画像】デカ顔の中村憲剛！ビッグコミック表紙はこちら！

構成●サッカーダイジェストWEB編集部