柏、呉屋のゴールで先制も勝ちきれず…大分・岩田の強烈ミドルで追いつかれ1-1ドロー

2020年12月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

終盤にオルンガ投入も追加点が奪えず…

今季リーグ戦4ゴール目を決め、スタメン起用に応えた呉屋。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは12月9日、コロナ禍で中止されていた第27節の柏レイソル対大分トリニータの1試合を代替開催した。三協フロンテア柏スタジアムで行われた一戦は、1-1の引き分けに終わった。

 8位の柏は、前節名古屋グランパスとのホーム戦を落とし、ACL出場権が与えられる3位以内は厳しい状況となったが、1月4日には結果的に今季最後のタイトルとなる、ルヴァンカップの決勝を控えている。中3日で迎えるこの試合は、スタメン4選手を入れ替え、主軸のオルンガや江坂任はベンチスタートとなった。

 一方の11位につける大分は、ここ3試合勝ち星がなく、2年連続の一桁順位に向けて厳しい戦いが続く。中2日でのアウェー遠征とあって、スタメンは前節から7選手を入れ替えた。

 試合は、大分がボールを保持する時間が多くなるが、柏も虎視眈々とショートカウンターを狙う一進一退の攻防で、0-0のまま前半を折り返した。
 
 エンドの変わった後半立ち上がりに、ホームの柏が一気呵成に攻め立てた。

 この日スタメン起用された呉屋大翔の出したパスから右CKを獲得すると、キッカーのクリスティアーノがアウトスイングの鋭いクロスを供給。これを呉屋がゴール前の密集を掻い潜るヘディングでゴールネットを揺らし、47分に1-0と先制に成功する。

 その後も50分にクリスティアーノの反らしたボールに仲間隼斗、76分にはクリスティアーノが強烈なシュートを放つが、GK高木駿のファインセーブに遭い追加点を奪いきれない。

 大分は三竿雄斗、田中達也、小林裕紀、町田也真人、知念慶ら次々と交代カードを切ると84分、岩田智輝が右サイドから低弾道の強烈なミドルシュートを決め、1-1と試合を振り出しに戻す。

【動画】大分・岩田智輝の強烈ミドル!柏×大分戦同点弾のシーンをチェック

 同点に追いつかれた柏はオルンガを投入し勝ち越し弾を狙うものの1点が遠く、タイムアップを迎えた。

 この結果、勝点1を分け合い、柏は同48とし得失点差で7位に浮上。大分は同38で11位は変わらず。

 12月12日の次戦、柏は4位につけるセレッソ大阪と敵地で激突。大分はホームで北海道コンサドーレ札幌を迎え撃つ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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